1. 恋愛相談所TOP
  2. 恋愛コラム
  3. 彼氏が分かってくれないのではなくお互いのスキーマが違うのかもしれない

彼氏が分かってくれないのではなくお互いのスキーマが違うのかもしれない

彼氏が自分の話を分かってくれないという悩みを抱えている人がいます。

もともと理解力に乏しい人である可能性もありますが多くの場合はお互いの認識の違いに起因しているといえます。

彼氏が分かってくれない

私たちは日常にある物ごとに対してそれがどのようなものかという知識を持っています。これをスキーマと言います。

スキーマは物事の考え方の枠組みと捉えることができます。同じ体験をしたり同じ話を聞いても異なる捉え方をするのは人によってスキーマが異なるからです。

失敗をしたときに「自分はできる」というスキーマを持っている人は「今回はたまたま運が悪かった」と思いますが、「自分はダメ」というスキーマを持っている人は「自分は実力がない」と思います。

あなたの話を彼氏が分かってくれないのはこのスキーマが異なるからかもしれません。

彼氏とあなたが恋人関係について持っているスキーマが異なるのです。恋人関係に対してあなたが持っているスキーマを彼氏が持っていなければ話がかみ合わずに「彼氏が分かってくれない」となってしまうのです。

お互いに同じスキーマを持っているつもりで話をしても彼氏は話の内容を理解出来ないのです。日本語としては理解できますが。

分かりやすいサンプルを紹介しましょう。以下の文章を読んで見てください。

手続はとても簡単です。まずはいくつかの山に分けます。もちろん量によってはひとつの山でもかまいません。
次の手続に必要な設備がないなら他の場所へ行きます。その必要がないなら準備完了です。
たくさんしすぎないことが大事です。多すぎるくらいなら少なすぎる方がマシです。
この注意の大切さが今は分からないかもしれませんが後から面倒なことになりかねませんし高くつくことにもなります。
最初はこの手続は複雑に思えるでしょう。しかしそれはすぐに生活の一部になります。
近々この作業の必要がなくなるかもしれませんが誰も予想など出来ないのです。
手続が終わったら再びいくつかの山に分けます。そして決められた場所にしまいます。
それらは再び使用されまたこの手続が繰り返されます。とにかくそれは生活の一部です。
(Bransford & Johnson,1972)

日本語としては理解できますね。でも何のことを言っているのか分からないと思います。

ではこれが「洗濯」に関する記述だということを頭に入れてもう一度読んだらどうでしょうか?

さきほどとは違ってすんなりと理解できると思います。

「恋人同士なら休みの日は連絡するもの」というスキーマを持っていない彼氏に対して「何で連絡してくれなかったの?」と言っても困惑してしまうだけなのです。

また人間は他人も自分と同じ考え方を持っているだろうと思い込む傾向を持っています。

これを「フォールス・コンセンサス効果(偽の合意効果)」と言います。

フォールス・コンセンサス効果は近い人間ほど強くなります。

家族や恋人に対しては無意識に「相手も自分と同じ考えをしているだろう」という思いが強くなりがちなので注意しなければなりません。