話したことはないけれど、よく目が合う男性…
他の場所に視線を向けていてパッと見たら目が合うことも…
果たしてこの男性はどんな心理を持って見つめてきているのでしょうか?
恋愛的な興味を持っているのでしょうか?それとも単に面白い生き物として見ているだけでしょうか?
結論からいうと、脈アリの可能性が高いといえるでしょう。
そして、関係を発展させたいと思っているなら、あなたも見つめ返したほうが良いです。
よく目が合う男性の心理
大袈裟かもしれませんが、恋愛というのは将来ともに子孫を残すパートナーを選ぶための行為です。
人間を含む動物は少しでも優秀な子孫を有利な環境で育てたいと思っています。
そのために良質な異性を選ぼうとします。それをどう判断するかというと、まず外見なのです。
髪質や肌、骨格、肉付きなどから個体としての強さや健康さを見抜こうとするのです。
パッと見て「なんだか良さそうだ」と思うと、もっと詳しく知りたいと思いますから、さらにじっくり観察するのです。
それと同時に相手が自分にどれだけ関心を示しているかも知りたいですから、どんなシグナルを送ってきているかも調べようとします。
話したことのない相手から送られてくる最も分かりやすいシグナルは視線ですから、そこに注視します。
以上の理由から、男性とよく目が合う場合、その男性はあなたのことが好きである可能性が高いといえるのです。
自分を見つめてくる相手に好意を持ちやすい
よく目が合う男性に対して、あなたも好意的な感情を持っている場合にはどうすべきでしょうか?
それはあなたも目を合わせることです。
視線と恋愛感情についてインスブルック大学のアレクサンドラ・ホフマン博士らの実験があります。
この実験では19歳から32歳までの男女30人ずつに、スピードデート(お見合いパーティーのようなもの)を行わせました。初対面の相手と5分ずつ会話をするというものです。
そして会話が終わった後に「相手とまた会いたいですか?」と聞きました。
その結果、スピードデートでの会話中によく目が合っていた相手ほど、また会いたいと思いやすいことが分かったのです。
ここで重要なことは、自分が見た時間よりも、相手から見られた時間のほうが影響していたということです。
興味を持った相手だからこそじっくりと見てしまい目が合いやすくなったということもありますが、それ以上に相手から視線を多く受けるほどに、また会いたいという気持ちになったのです。
アイコンタクトはボディタッチの心地良さと同じレベル
なぜ視線を合わされるほどに好意的な感情が芽生えるのでしょうか?
まず一つ目の理由としてはそれが「好意的に思っています」というポジティブなサインになるからです。
そして好意には返報性がありますから、お互いに良い感情を抱きやすいということです。
また、アイコンタクトには名前を呼ばれたり、ボディタッチされるのと同じくらい、心地良さを与える効果があることも研究で判明しています。
見つめ合うだけで脳が興奮し、相手との絆を強化しようと思いやすくなることも分かっています。
このように目を合わせることには様々なメリットがあるのです。
よく目が合う男性に対してあなたも好意を持っているなら、ぜひ視線を返してあげましょう。
※ちなみに好意以外の感情でよく目が合う場合には、あなたを危険な人物とみなしているとか、思わせぶりな視線で弄ぼうとしている可能性が考えられます。また他人を見つめ続けることに全く抵抗を感じない人もいます。とはいえ、その視線から受ける直感は意外と当たるものですから、好意的に感じるなら脈アリと考えても良いかと思います。
参考文献:Hoffmann A, Schiestl S, Sinske P, Gondan M, Sachse P, Maran T. Sharing and Receiving Eye-Contact Predicts Mate Choice After a 5-Minute Conversation: Evidence from a Speed-Dating Study. Arch Sex Behav. 2024