別れた後に友達に戻る人と音信不通にする人の違いとは

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彼氏と別れた後も友達として付き合い続けたいという女性もいるでしょう。しかしあなたがそう思っていても元彼はそう思っていない可能性があります。

別れた後に友達に戻りたいと思うかどうかはその元彼の性格によります。どんな性格の元彼なら友達としてやっていくことができるのか調査で判明していますのでそれを紹介します。

また別れた後に音信不通にする人の特徴についても説明します。

どんな性格の人が破局後も友達でいやすいのか?

別れた恋人との友達づき合いについて調査したカンザス大学の研究があります。

この研究ではどんな性格の人が別れた後に友達に戻りやすいのか?ということを調べています。

性格は心理学でよく使われる「ビッグ5」という5つの性格の因子に基づいたもので分類しています。

それによると協調性の高い人は破局後も元恋人と友達でいやすいことが分かりました。思いやりがある人ともいえます。

協調性の高い人は争いごとを建設的に解決しようとする傾向があり、向社会的で親愛的といわれてます。

そのため元恋人から「これからは友達として関係を継続しましょう」と言われたときに、それに同意しやすいということです。

別れた後に音信不通にする人の特徴

反対に元恋人と友達になりにくい人というのは外向性が高い人です。人との交流によって刺激を求める人ともいえます。

こういう人は多くの友人関係を持っていて新しい友達もつくりやすいので、恋人だった人をわざわざ友達にしようとは思わない可能性が高いのです。

今回の実験とは関係ありませんがダートマス大学の研究によると運命を信じる人は元恋人と友達になりにくいともいわれてます。

友達にならないどころか音信不通にする可能性も高いです。「この人は運命の人ではない」と思ったらさっさと次に行ってしまうからです。

別れた後も友達でいる理由

先に紹介したカンザス大学の研究では別れた後に恋人とどういう関係になりましたか?ということも聞き取り調査しています。

その結果およそ6割の人が別れた後も友達でいた経験があると回答しました。複数の元カレ、元カノと友達関係にあるという人も2割から3割いました。

この研究では「別れた後もななぜ友達でいるのか?」という理由も確認しています。

実はこの理由が重要なのです。これによって別れた後に友達に戻るべきかどうかが変わるのです。

別れた後も友達でいる理由を大まかに分けると4つありました。

現実的な理由、無作法にならないようにするため、安心感を得るため、未練があるからの4つです。

それぞれについてもう少し詳しく解説します。

  • 【現実的な理由】
    • お互いの共有財産がある、一緒に仕事をしている
  • 【無作法にならないようにするため】
    • 別れたからハイサヨナラだと礼儀に欠ける
    • 周囲に気を使わせないため
  • 【安心感を得るため】
    • アドバイスやサポートを受けるため
  • 【未練があるから】
    • まだ気持ちが残っているから

元彼に未練があるなら友達に戻らないほうが良い理由

これらの理由の中で現実的な理由や安心感のために友達でいる人たちは良い関係になりやすいことが分かっています。

心理的な安全性が確保できたり心地よい感情になりやすいのです。

しかし未練があるからという理由で別れた後も友達でいると以下のようなデメリットがあることが分かりました。

  • うつっぽい気持ちになる
  • 「ああ、別れて悲しいなあ」と落ち込みやすい
  • メンタルヘルスに悪影響を及ぼす

しかもこの不健全な状態が長く続きやすいということも分かっています。

現実的な理由やサポートを受けられるからといった理由であれば元彼と友達でいても良いですが、未練があるのなら友達でいるのは良くないということです。

今回の研究は愛着の問題や性的指向といったことも調べており、そういった要因も複雑に絡みますが、未練があるなら「せめて友達でも」というのはやめたほうが良いということです。

復縁する方法に関しては別の記事で紹介しようと思いますが復縁できなくなる要因の一つは別れ際の往生の悪さです。

相手が完全に別れたがっていると思ったら未練たらしくしないことが大事です。好きな人を忘れる方法だってあるのです。

別れた後も友達でいたがるのはサイコパス?

今回の記事で紹介した調査では協調性の高い人ほど別れた後も友達に戻りやすいという結果となりました。

しかし別の調査では別れた後も友達でいたいと言う人はサイコパス傾向が高いという結果のものもあります。

一見、矛盾するようですが友達でいる目的が違うことが要因だと思います。

協調性の高い人は争いを避けるために友達に戻るのに対し、サイコパスは利用するために友達関係を維持しようとするということです。