連絡先交換したら脈あり?男がLINEを教える本当の理由

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好きな人と連絡先を交換できると嬉しいものです。

特に1つのアカウントしか持てないLINEであれば「脈あり?」と期待することもあるでしょう。

実際のところどうなのでしょうか?

仕事や学校関連の事務連絡が必要なわけでもないのに男性から聞いてきたのなら何らかの好意や関心を持っている可能性は高いといえます。

しかし、あなたから聞いて教えてもらったからと脈ありとは限りません。

たとえ嫌そうな顔もせず、むしろ楽しそうな感じで教えてくれたとしてもです。

顔も見たくないくらいに大嫌いとは思われていないということが分かるくらいです。

人間は「断る力」を過信している

あなたは好きではない男性から「LINEを交換しよう」と言われても断るかもしれません。

興味のない相手と用もないのに連絡を取り合うなんて無駄だと思っているでしょう。

なので、男性が連絡先の交換に応じてくれたのはそれなりに好きな気持ちがあるからだと期待するかもしれません。

少なくともストライクゾーンの中には入っていると。

しかしこれは勘違いかもしれません。

あなたも含め私たちは実際にそのシチュエーションになった時の「断る力」を過信しています。

好きではない人から「LINEを教えて」と言われても断る!と思っていても実際にその時になったら教えてしまうのです。

タイプじゃない人と連絡先を交換するか?

トロント大学のサマンサ・ジョエル博士らが行った断る力を試す実験があります。

この実験では参加者に異性のプロフィールが提示されました。

そして「相手はあなたのことを気に入っていますが、あなたは連絡先を交換したいと思いますか?」と聞きました。

ただし、ここで表示される異性のプロフィールは外見があまり良いとは言えないものでした。参加者による9段階評価で平均4.48でした。

ちなみに参加者の自己評価の平均は6.08ですから、自分よりも劣る相手と見ていることが分かります。

相手が側にいると思うだけで連絡先を教える

事前のアンケートでは「タイプでない相手と連絡先交換をしない」と答えた人は全体の84%でした。

そして、実際の判断でもタイプではない異性との連絡先交換をすると答えた人は16%しかいませんでしたから数字の整合性が取れています。

しかし、「プロフィールに提示された異性が同じラボ内にいるので後で会うかもしれない」と言われたグループの人たちは、37%が連絡先交換に応じると答えました。

つまり、自分はタイプでない異性との連絡先交換は断るタイプの人間だと思っていても、実際に相手がそこにいると思わされると、交換に応じてしまうということです。

また、この実験では政治や宗教に対する価値観が異なる相手のプロフィールを提示するパターンも検証しています。

こちらの場合は、48%が連絡先交換に応じましたが、ラボ内にいるので会うかもしれないと思わされた人は78%が応じました。

LINEを教えてくれたからといって脈ありとは限らないが…

なぜタイプではない異性との連絡先交換に応じたのでしょうか?

それは相手を傷つけたくないという感情が芽生えたからです。人間は利他的な側面も持ち合わせた動物ですから、嫌だからといって簡単に断れるものではないのです。

「相手を傷つける罪悪感」と「連絡を取る手間」を天秤にかけたのです。そして連絡を取る手間のほうを選んだということです。

会ったことのない相手でもここまで気をつかうのですから、今後の付き合いもある相手ではもっと気をつかうでしょう。

つまりLINEを教えてくれたからといって脈ありとは限らないということです。(むしろ断られたら脈なしと思うべきかもしれません)

仮にニコニコと嬉しそうに教えてくれたとしても脈ありかは不明なのです。なぜならあなたから連絡先を聞かれて一瞬だけ嫌な顔をしてしまったので即座に誤魔化そうとしている可能性もあるからです。

とはいえ、連絡先が交換できたことで繋がりができたのですから恋愛関係に発展する第一歩とはなりました。

今後の二人がどうなるかはあなたの行動次第です。

くれぐれも脈ありだと勘違いして暴走しないように気をつけましょう。

参考文献:Samantha Joel, Rimma Teper, and Geoff MacDonald. (2014). People Overestimate Their Willingness to Reject Potential Romantic Partners by Overlooking Their Concern for Other People.

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