ランチデートで脈ナシか判断したければ相手が注文したものを確認しろ

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初めてのデートが昼間のランチデートだったら脈なしなのかと心配になる女性もいるでしょう。

本当に口説きたいと思っていたらゆっくりお酒を飲める夜に誘うはず…
さっさと解散したいからランチなんだ…
と考えすぎてしまうかもしれません。

しかしランチデートだから脈ナシということはありませんので安心してください。

親しくないうちから2人きりで長時間いると緊張してしまったり、お酒が入るとうまく話せなくなったりという心配があるのでまずはランチからと考えている可能性もあります。男性の懐事情もあるでしょう。

好きな人からランチデートを提案されたからといって諦める必要はありません。

それでも何らかの脈アリか脈ナシかのヒントが欲しいという人もいるかもしれません。

そこで今回はちょっと面白い研究を紹介します。相手がどんなメニューを頼んだかによってあなたのことをどう思っているのか判断しようというものです。

なぜ飲食店内のポスターに水着の美女が写っているのか?

飲食店内に貼られているポスターには様々な人物が写っています。

水着の美女もいれば食いしん坊を具現化したような体型の人もいます。

実はこれらのポスターは心理学やマーケティングの研究によって得られたデータを基にどんなキャラクターを使うか決定していることがあります。

なぜならそれによって商品の売れ行きが変化するからです。

注文する前にどんな人物を見るかが何を注文するかに影響を与えるのです。

例えばセクシーな格好の女性を見た男性は判断力が鈍るので要らないものまで注文してしまうとされています。

女性は健康的な食事を選び、男性は高価な食事を選ぶ

では相手のことを魅力的と思っているときに人間はどのような食事を注文するのでしょうか?

オーフス大学のトビアス・オッターブリングらの研究によると男性と女性では違いがあるようです。

この研究によると女性は外見的魅力の高い男性と接してロマンチックな気分を高められると健康的な食事を選択することが分かりました。

男性は魅力的な女性に接したときこのような傾向はありませんがより高価な食事を選択するようになるそうです。

魅力的な同性と接したときには男女ともこのような影響は受けませんでした。

つまり異性を誘引したいという欲求が食事の選択を変えさせている可能性があるということです。

女性は健康をアピールし男性は財力をアピールしようとしたということです。

値段が分からないと男性も健康的なランチを頼む

もう一つだけ研究を紹介します。こちらはイースト・カロライナ大学のマイケル・ベイカーらが行ったものです。

一緒にプロジェクトを進めることになった相手とランチをすることになったときに何を注文するかを確かめました。

このとき参加者によってパートナーとなる相手の魅力度が変えられました。

分かりやすく言えば美人(orイケメン)と組むことになる人もいればそうでない人と組むことになる人もいたということです。

その結果どうなったかというと男女ともに魅力的な人と組むことになった参加者はカロリーの低い健康的な食事を注文することが分かりました。

ただしこの効果が出たのは現在恋人がいない参加者のみでした。

恋人がいないということは異性にアピールしたいという欲求が高い可能性がありますからこのような結果になったと考えられます。

ランチデートで安くて不健康な食事を頼んだら脈ナシ?

最初の研究では魅力的な女性と接しても男性は健康的な食事を注文するようにはなりませんでしたが2つ目の研究ではそうなりました。

なぜこのような違いが生まれるのか明確な理由は分かりませんが一つの可能性として最初の研究ではメニューに金額が表示されていましたが2つ目の研究では表示されていなかったことが考えられます。

2つ目の研究では経済力をアピールできないため、男性も健康をアピールしようとしたのかもしれないということです。

これらの結果から何がいえるかというと、ランチデートで男性が値段が安くてカロリーの高い不健康な食事を頼んだらあなたにアピールしたいとは思っていないので脈ナシかもしれないということです。

とはいえワイルドなアピールをするためにあえて体に悪そうなものをガツガツ食べるという男性もいますからメニューだけで脈ナシと決めるのは早計です。

それに今は脈ナシでも逆転する方法はいくらでもありますから気にしないでください。

あくまで研究において統計学的な有意差があったというだけですから。

参考文献
・Otterbring, T., Healthy or Wealthy? Attractive Individuals Induce Sex-Specific Food Preferences, Food Quality and Preference (2017).
・Baker M., Strickland A. & Fox N.D., Choosing a meal to increase your appeal:How relationship status, sexual orientation, dining partner sex, and attractiveness impact nutritional choices in social dining scenarios, Appetite (2018).

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