ダイエットのモチベーションを上げるために逆効果となる番組

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ダイエットのモチベーションを上げたいと思っているなら見てはいけない番組があります。

何かといったらダイエット番組です。

矛盾するようですが、出演者が一生懸命にトレーニングしているようなダイエット番組を見ると、運動する気が起こりにくくなるのです。

太っている人にも痩せている人にも逆効果

テレビのダイエット番組が逆効果になるということはアルバータ大学のベリー・ターニャ博士らのの研究からも分かっています。

この研究では138人の大学生を2つのグループに分けました。

一方には『The Biggest Loser』というダイエット番組の運動している場面の短い動画を見せます。

もう一方には『American Idol』というアイドルのオーディション番組を見せます。

視聴後、参加者たちに気分を測定するためのアンケートを行いました。

その中には運動に対するモチベーションに関する質問も含まれていました。

回答を分析するとダイエット番組の動画を見た参加者のほうが運動に対するモチベーションが有意に低かったのです。

これは参加者の身体レベルや体重に関係なくこのような結果となりました。

つまり痩せている人も太っている人もダイエット番組を見たことで運動する意欲が減ったということです。

なぜダイエットする気が失せるのか?

このような結果となった原因はダイエット番組の演出にあります。

ダイエット番組の企画は視聴者にインパクトを与えなければなりません。

そのためには参加者が辛いトレーニングに耐えながら叫んだり泣いたりする映像が必要となります。

私も『The Biggest Loser』を何話か視聴したことがありますが汚い川の中をダンプのタイヤを転がしながら進んだりとまるで軍隊の訓練のようでした。(そんなことしなくても痩せることは可能なのですが…)

このような刺激的な内容を見せられることによって視聴者は「運動=大変」というイメージを持ってしまいます。

するとやる気が起こりにくくなってしまうのです。人間の脳は省エネするように判断したがりますから当然の結果です。

ダイエットのモチベーションを上げたければ楽しそうに運動している動画を見ることをオススメします。

また、過去に自分がうまくトレーニングできたときのことを思い出すとモチベーションが上がるということが他の研究で分かっています。

ダイエットが苦手な人におすすめの食事法

痩せたいけれどダイエットのモチベーションがどうしても上がらないという人にはクランチ・エフェクトという方法がおすすめです。

食べているときに自分の咀嚼音を意識的に聴くのです。

すると食事に対する満足度が高まり、食べる量を減らせるのです。

最悪な食事方法はスマホを見たり、音楽を聴いたりしながら食べることです。

注意が逸らされてしまうので、食べているという実感が沸きにくく、摂取カロリーが増えてしまいます。

参考文献:Berry, Tanya R, et al. (2013). Effects of Biggest Loser Exercise Depictions on Exercise-Related Attitudes.

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