オハイオ州立大学の研究者が行った調査によると別れた後の精神的な苦痛が強い人ほどfacebook上のネットストーカーになりやすいそうです。
ネットストーカーといかないまでも未練により元カレのSNSを頻繁にチェックしてしまう女性は多いです。
そしてその習慣をやめたいのにやめられないと言います。
確かに別れた直後はそういった気持ちになりがちです。
単なる片思いの相手に対してもネットストーカーのようなことをしてしまう人も珍しくはありません。
しかし何ヶ月もそのような状態が続いている場合、自分自身の行動によってドロ沼にハマっている可能性があります。
確証バイアス:元カレの投稿を自分の見たいように解釈する
元カレのfacebookを常にチェックしてしまう女性は投稿内容のちょっとしたことをヒントに自分へのメッセージではないかと思い込むことが多いです。
写真に自分が好きだといっていた本の端が見切れていただけで何か深い意味があるのではないか?と勘違いするのです。
相手が回避依存症等でさり気ないアピールをするタイプであればその可能性もけっこうあるでしょう。
しかしそうでない場合は何の意味もないことのほうが圧倒的に多いのです。
人間には確証バイアスといって見たいように見る心理傾向があります。
元カレのfacebookやinstagramの監視をやめられない人はその罠に陥っていることが多いです。
意味のない投稿も自分へのメッセージと解釈するのです。
そのため「いつか自分にヨリを戻そうというアピールをしてくれるのではないか」という希望的観測を捨てることが出来ないのでいつまでもSNSチェックをしてしまうのです。
もしくは何らかのチャンスが潜んでいるのではないかと期待しています。
しかしいつまで待っても「元カノが忘れられないよ~」などという投稿がされることはないでしょう。
仮にそのような奇跡が起きたとしてもそういうことをSNS上でアピールするタイプは避けたほうが懸命です。性格特性としてのナルシズム傾向が強いからです。
まずは自分がこのような認知のバイアスにハマっていないか冷静に考えてください。
楽しそうな投稿に対する怒り
SNSというのは人生の上澄みを投稿するものです。
平凡な人生を送っている人でも数少ないイケてる体験をあたかも日常であるかのように投稿します。
これは誰でも分かっていることです。
しかし未練タラタラでSNSチェックをする人はこれを理解できていません。表面どおりに受け取ります。
元カレの楽しそうな写真がfacebookやinstagramに投稿されると頻繁にそういうことをしているように感じるのです。
そして「私はこんなに辛い思いをしているのにあなたはなんでそんなに楽しそうなの?」と怒りがこみ上げてきます。
一緒に写っている女性と何かあるのでは?などと嫉妬することもあります。
新しい彼女が出来ていないかという不安が抑えられずにfacebookやtwitterを数時間おきにチェックしてしまう人もいます。
見なければ済む話ですが嫉妬や怒りの感情は強烈ですから放っておくことはできません。
毎回チェックをしてその都度怒りのエネルギーを溜め込むのです。
中にはそれを「まだ好きだからこんなにも感情が揺れるのだ」と錯覚する人もいます。
元恋人のSNSをチェックする人は失恋から立ち直るのが遅れる
もちろん振られた直後は未練がありますから大好きなのは間違いないでしょう。
しかし何ヶ月も経過しているのにそのように感じているのは自分でそう仕向けているからかもしれません。
過去の調査では別れた後も元恋人のSNSを頻繁にチェックしている人は失恋からの立ち直りが遅くなるということも分かっています。
元カレを早く忘れたい人はfacebookやインスタグラムをチェックする習慣を止めましょう。
最初は辛いかもしれませんが失恋後に誰でも体験する禁断症状のようなものです。
乗り越えれば楽になっていくものなのです。