彼氏のことが大好きで、この先もずっと一緒にいたい!と思っているならぜひこのセリフを伝えましょう。
それは「私たちってユーモアのセンスが合うね」です。「笑いのツボが一緒だね」でもOKです。
本当に合っているかどうかはそれほど関係ありません。そう思わせることが大事です。
それによって彼氏がずっとあなたと一緒にいたいと思う可能性が高まります。
ユーモアはカップル間の満足度を高める
ユーモアは緊張を和らげ、絆を強化し、連帯感を増してくれるので、人間関係の潤滑油となります。
またユーモアのセンスがある人は親近感を持たれることが様々な実験から分かっています。
それだけではなく創造性が高く、仕事の能力も高いと評価されるのです。
恋愛関係においてもユーモアは大事です。
異性に求めるものは何か?という調査でも常にユーモアが上位に来ています。
楽しみを共有し、対立を解消する効果もありますから、カップル間の満足度も高めてくれます。
平均で37年一緒にいるカップルの調査
ミシガン州立大学のマライア・フェイス・プロルの調査を紹介します。
この調査は29歳から87歳までの261組のカップルを対象に行っています。
平均で37年一緒にいる人たちですから、彼氏とずっと一緒にいたいと思っている人にとって参考になると思います。
ユーモアの4つの型
調べたのはユーモアのスタイルです。一口にユーモアと言っても色々な種類がありますが、今回は以下の4つの型に分類しています。
- 自己高揚型:落ち込んだときもユーモアで自分を励ます
- 協調型:身近な人と面白いことをいって楽しみを共有
- 自虐型:自分を落として笑わせる
- 攻撃型:誰かがミスしたときなどにからかう
参加者は自分とパートナーがこれらの型をどれくらい使用していると思うかについて評価しました。
また、今のロマンチックな関係にどれくらい満足しているかも評価しました。
最も良いとされるユーモアの型は協調型
結果を分析したところ、最も良いとされるユーモアの型は協調型で、次いで自己高揚型でした。
これは自分が使う場合も、相手が使っていると認識している場合も同じ結果です。
つまり、一緒に楽しく笑える内容が最も満足度を高めるということです。
カップルはお互いの型を正確に認識している
また、カップルはお互いのユーモアの型について割と正確に認識していることも分かりました。
パートナーはこれくらいの頻度で使っているだろうという予測は、パートナーの自己申告の使用頻度とほぼ合っていたのです。
また、関係に満足している人は、相手が協調型のユーモアをよく使うと認識するバイアスがありました。
満足しているので「いつも一緒に楽しいことを言い合っている」と思い込みやすい心理になっているのだと思います。
類似していると思っていることが大事
さらに、自分とパートナーのユーモア毎の使用頻度を同程度と評価している人ほど、関係の満足度が高いことも分かりました。
つまりユーモアのセンスが類似していると思っている人は満足しているということです。
実際に合っているかどうかは分かりませんが、そう思っていることが大事なようです。
彼氏が「ずっと一緒にいたい」と思う理由
彼氏は「ユーモアのセンスが同じ」と言われるとあなたとの関係に満足しやすくなるでしょう。
「面白い」と言われた場合には、楽しませるための努力が必要と認知してしまう可能性があります。
しかし、センスが同じというのは、何もしなくともそのままの状態で、お互いが楽しく感じられていることを意味しますから、負担に感じません。
素のままでいても満足してもらえるのだという思いになりやすいでしょう。
そして、そんな相手こそずっと一緒にいるべき相手なのだと考えるのです。
彼氏とずっと一緒にいたい女性はぜひ「ユーモアのセンスが同じだね(or笑いのツボが同じだね)」と言ってみましょう。
参考文献:Mariah Faith Purol. (2021). PARTNER ACCURACY IN HUMOR PERCEPTION AND ASSOCIATIONS WITH RELATIONSHIP SATISFACTION.