初対面の異性と仲良くなる会話方法を紹介します。異性だけでなく同性相手でも使えるテクニックです。
どんな会話をすれば良いかというと「深い話」をしてください。
昔から心理学の世界で言われていることですが会話の内容が深ければ深いほど二人の親密度が高まるのです。
脳ミソが「こんなにも込み入った話までするということは信頼できる相手だからだ」と判断するからではないかと考えられています。
初対面の会話について心配しすぎている
とはいえ初対面で深い会話をするのは難しいものです。いきなり深い話をして他人との距離感が分からない人扱いされたらどうしよう?などと心配になります。
しかし、こういった心配そのものが考えすぎの可能性があります。
ノースウェスタン大学が初対面の人同士を会話させる実験を行いました。このとき質問する内容を最初から指定しました。
片方のグループにはあたり障りのない質問をするように指示しました。「ハロウィンは何をしましたか?」などです。
そしてもう片方のグループには深い質問をするように指示しました。「何をしているときがもっとも素晴らしいと感じるときですか?」などです。
そしてこれらの質問を実際に初対面の相手にする前に「これらの質問をすることでどれくらい気まずくなってしまうと思いますか?」というアンケートもしました。
すると深い質問をすることになった人のほうが気まずくなると思うレベルが高いことが分かりました。
要するに「初対面なのにそんなこと話題にしたら気まずくなるでしょ」と考えているということです。
しかし実際に初対面同士でその質問をしてみたところ、事前に思っていたほど気まずくはなりませんでした。
つまり、人間というのは初対面の人との会話内容に敏感になりすぎているということです。気まずくなる可能性を過大評価してしまっているのです。
深い会話をしたほうが好感を得やすい
また同じ実験ですが初対面同士で会話をした後に、どれくらい相手に対して好感を得たか?ということも確認しています。
すると深い話をした人同士のほうが好感を得やすいということが分かりました。
初対面の相手と仲良くなりたければ「天気が良いですね」などの表面的な話ではなく深い話をしたほうが良いということです。
しかし個人情報や家族関係の話題はどこに地雷があるか分からないので避けたほうが良いです。そういった話題ではなく価値観や大切にしていることなどの深い話にしましょう。
特に人間は自分の価値観について話しているとき気持ち良くなってくるので効果的です。
参考文献:Michael Kardas, et al. (2021). Overly Shallow?: Miscalibrated Expectations Create a Barrier to Deeper Conversation.