恋の駆け引きに失敗しやすい人の特徴と改善法

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恋の駆け引きというのは本来であればしないほうが良いです。

駆け引きなどしなくても自然と付き合える状態に持っていくことに労力を割いたほうが成功しやすいからです。

とはいっても好きな人の態度が曖昧だったり、ライバルが現れると何もせずにはいられなくなります。

好意を持っているような素振りを見せたり、急に連絡を止めてみたりしてしまうものです。それで上手くいけば良いのですが、失敗することも多いのではないでしょうか?

実は恋の駆け引きで失敗しやすい人には共通する特徴があるのです。今回はその特徴と改善方法を説明します。

早く好きな人の気持ちを知りたいという「認知的完結欲求」

あなたの恋の駆け引きを失敗させてしまうのは「認知的完結欲求」というものです。

これは簡単に言うと「早く答えが知りたい」「明確な答えが知りたい」という欲求のことです。

たとえばあなたの好きな人がどっちつかずな態度を取っていたとします。

するとあなたは一日中「私のことをどう思ってるいるのだろう」と考え続け、早く気持ちを確認しなければと焦ってしまうかもしれません。

この答えが出ない状態に焦燥感を持ちすぎてしまう人は認知的完結欲求が高いといえます。そしてそのせいで恋の駆け引きで失敗するのです。

なぜ恋の駆け引きに失敗するのか?

なぜ認知的完結欲求が高い人は恋の駆け引きに失敗するのでしょうか?

それはこの欲求が高い人は早く答えを出すために最初に入った情報を優先してしまう傾向にあるからです。

そして後から有益な情報が入ってもそれを考慮しにくくなります。そのため判断を間違いやすくなるのです。

それだけではなく最初に下した判断を変更したくないという欲求も強いため、間違えたまま突っ走ってしまうこともあります。

このメカニズムが恋愛でも働くのです。好きな人の何気ない言動から勝手に心理を分析し間違った判断をしてしまします。

その判断に基づいて駆け引きをするので失敗するのです。

恋愛で失敗しないために文学作品を読む

認知的完結欲求が高い人が恋愛で失敗しないためはどうすれば良いでしょうか?

それは文学作品を読むことです。文学作品とは作者の想像に基づいて描かれた読者の心情に訴える作品のことです。小説などのことです。

トロント大学の研究によると文学作品を読む人は認知的完結欲求が低い傾向にあることが分っているのです。

結末の予測できない文学作品は読み進める中で何度もシチュエーションが変わります。

そのようなストーリーを読むと自分の予想が外れる体験ができるため早急に決断を下してしまう癖を抑えられるのです。

また大衆文学よりも純文学とされる作品を読むと他者の心を読む能力が高まるということがニュースクール大学の研究でも分かっています。

好きな人の心を読みやすくするためにも純文学がオススメです。

参考文献
・Maja Djikic,et al.(2013).Opening the Closed Mind: The Effect of Exposure to Literature on the Need for Closure.
・David Comer Kidd, Emanuele Castano.(2013).Reading Literary Fiction Improves Theory of Mind.

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