今回はアイコンタクトについてのお話です。
目を見て話す女性はモテるといわれますがアイコンタクトは長すぎても短かすぎてもダメなのです。
長く見つめすぎると「なにジロジロ見てるの?」となりますし、すぐに視線を逸らすと「嫌われているのかな」と思われてしまうことがあります。
果たしてアイコンタクトの最適な時間は何秒なのでしょうか?
アイコンタクトは何秒が最適か?
相手の目を見続けても良い最適な時間をロンドン大学が実験で調べてくれています。
どのような実験をしたかというと、実験の参加者にジーッとこちらを見つめてくる人のビデオを見せたのです。
要するにカメラ目線でずっとこちらを見てる人が映っているビデオです。
目を合わせてくる時間がビデオによって違うのですが、それを見て目を合わせる時間が短すぎるとか長すぎるとかの不快感を判断してもらったのです。
それと同時に、瞳孔の開き具合も計測しました。
そこから最適なアイコンタクトの時間が分かりました。
何秒かというと3.3秒でした。
なので好きな人とアイコンタクトをするときは3.3秒を意識すると良いと思います。
ただし、日本人は目を合わせることに慣れていませんので、もう少し短くても良いのかなという気もします。
またシャイな男性をあまりに真っ直ぐ見つめてしまうとプレッシャーを与えてしまい苦手意識を持たれる可能性もあります。
目の見過ぎに注意
別の実験ですが、会話をしているときに目を合わせすぎてしまうと想像力が働きにくくなるので、会話が弾みにくいということも分かっています。
それと目を合わせない時間を適度につくることによって、相手の中に「もっと知りたい」という欲求を無意識に生じさせるので相手から質問をふってくれやすくなるということも分かっています。
つまり適度に視線を外すことが会話の盛り上がりとモテにつながるということです。
目を合わせ続けると恋愛感情が芽生えることもあるが…
さらに余談ですが心理学では長時間、目を合わせていると恋愛感情が芽生えるという話があります。
アーサー・アーロン博士の「親密さが増す36の質問」でも最後にお互いに4分間見つめ合うという手順があります。
実際にこれでお互いに恋愛感情が芽生えて結婚までいった人たちもいたそうです。
ならば3.3秒ではなくてもっと長く目を合わせるべきと思うかもしれません。
しかしこれは事前にお互いが合意しているから不快にならないということです。
さらに、これだけ目が合い続けても衝突が生じないということは親密な相手だからだと脳が判断してるという可能性もあります。
なのでそういうシチュエーションでない限りは、相手の目を見過ぎるのはよくないですね。
微表情分析の第一人者であるポール・エクマン博士が複数の民族を調べた結果、長時間にわたり目を見続けるという行為はほとんどの文化圏で「敵意」と受け止められるものだということも分かってます。
モテたい女性はアイコンタクトのしすぎに注意しましょう。
参考文献:Nicola Binetti, Charlotte Harrison, Antoine Coutrot, Alan Johnston and Isabelle Mareschal.(2016). Pupil dilation as an index of preferred mutual gaze duration.