あくまでも私のカウンセリング上の経験ですが「生理的に無理な相手と結婚しても大丈夫でしょうか?」という相談をするのは圧倒的に女性が多いです。
男性の場合は最初から無理だと分かっているので悩むことすらないのだと思います。
女性の場合は生理的に無理な相手でも上手くいくこともあるかもしれないと多少の可能性を見出している人がそれなりに存在します。
社会からの結婚圧力や子供が欲しいと思ったときの年齢的なリミットを考えたときにハードルを下げようと思うからかもしれません。
結論からいうと生理的に無理と思う相手と結婚して上手くいく人といかない人を比べるといかない人の方が多いです。
生理的に無理とは「私が生きているから無理」ということ
多くの女性がはっきりとした理由は分からないけれど気持ち悪さを覚える相手に対して「生理的に無理」という表現を使います。
身長が低いから嫌とか彫が深くないから嫌という場合は理由がハッキリしているので「タイプではない」という表現になります。
「生理」とは生物が生きるために起こる体の現象や機能のことです。呼吸や心臓の動きなどです。女性の月経を意味することもあります。
これらの働きは自分で意識しなくても体が勝手に行ってくれます。呼吸をする度に「この行動には酸素を取り入れるという目的があるぞ」と思って行う人はいません。
生物が生きている限り起こるのが生理的な現象です。
「生理的に無理」というのは特に理由が特定できるわけではないけれど一緒にいたくない相手ということです。
顔が無理とか動きが無理とか色々ありますがなぜそれが無理なのかははっきり説明するのが難しいのです。
どうしても理由を特定しろといわれれば最終的には「私が生きているから」ということになるでしょう。
呼吸したり心臓を動かすのと同じレベルで拒絶しているということです。
生理的に無理な相手というのはDNAレベルで拒絶している可能性が高いです。
人間はパートナーを選ぶときに自分の弱い部分を補ってくれるDNAを持つ相手に引かれると言われています。
そのほうが生まれてくる子供が強くなるからです。
見た目も性格もそれほど悪くないはずなのに生理的に無理と思ってしまう相手というのはDNAの相性が悪いという警告を出していると考えられます。
生理的に無理な相手と結婚するとどうなるか?
生理的に無理な相手と結婚すると鬱々とした気分になる人が多いです。
少なくとも私のところに相談にくる女性はそうなっている人が多いです。
レストランで他の夫婦を見たときや女友達の惚気を聞いたときなど落ち込む機会は意外と多いのです。
夫と一緒にいるところを誰かに見られたくないとか独身の方が良かったと後悔する人もいます。
生理的に無理というのは「好きじゃない」よりもはるかに下のレベルです。ましてや「2番目に好きな人」とは大違いです。
これらと同じ感覚で捉えて結婚すると後悔します。
生理的に無理な相手と結婚するということのリスクは「好きになれないかもしれない」ことではなく「もっと嫌いになるかもしれない」ことです。
今見えているマイナスポイントが全てとは限らないということを忘れないでください。