彼氏が優しすぎて悩む女性がいます。
ほとんどの場合は、彼氏がそういう性格であるというだけのことが多いので心配ないでしょう。
しかし、「申し訳ない」とか「別れた方が良いのかも」と強く思うなら少し危険です。
あなた自身の心に重大な問題が隠れている可能性があります。
優しすぎる彼氏の特徴
世の女性がいう優しすぎる彼氏とはどういうタイプを指すのでしょうか?
どんな行動を取り、どんな心理を持っているのか簡単に説明します。
優しすぎる彼氏の行動
優しすぎるといわれる彼氏がよくする行動として次のようなものがあります。
- 何をしても怒らない、ケンカにならない
- 彼女側の要望を何でも聞いてくれる
- 彼女の都合を優先してくれる
- 常に愛情表現や賞賛をしてくれる
優しすぎる彼氏の心理
ではなぜ彼氏はこのような優しすぎる行動を取るのでしょうか?
次のような心理を持っていることが多いです。
- 単に優しい性格、心が広い
- 彼女が好きすぎて嫌われるのが怖い
- 決断をすることで責任を負いたくない
- 恋人関係にこだわりがないので意見を主張する気にならない
- 感情のぶつかり合いで精神的に疲弊したくない
別れたいと思ったときどうするか?
優しすぎる彼氏と別れた方が良いのか迷う女性もいるでしょう。
そのようなときどう判断すれば良いのでしょうか。
精神的に安定しているなら別れる必要ナシ
冒頭でも説明しましたが、彼氏が優しすぎると感じても、そういう性格であれば心配する必要はありません。
本当に優しい人間なのか、フリをしているだけなのかは、他の場面でも心が安定しているかを見れば分かります。
トラブルが発生したときなど焦ることなく冷静に対処できるのなら、精神的に強く安定した性格といえるでしょう。
これは元々の性格のこともあれば、経験や実力によって裏打ちされた自信からきていることもあります。
こういったケースでは優しすぎることに物足りなさを感じることもあるでしょうが別れる必要はないと思います。
自分がダメになりそうだったり、イライラを感じるなら、彼氏にもっと意見を言うように伝えても良いでしょう。
優しさに意図があるなら別れを検討
逆にちょっとしたことで慌てふためいたり、一瞬であれ顔に感情が出るようなら、あなたの前で良い格好をしようとしているだけの可能性が高いといえます。
なぜこういうタイプの男性でも「優しすぎる彼氏」を演じるのでしょうか?
一つは異性としての魅力に自信がないからです。彼女に対するアピールポイントがないため、尽くすことで捨てられないようにしているのです。
また、根本的に自分に自信が持てない男性の場合は、優しくして感謝されることで自分の価値を認識しようとしていることもあります。それによって精神的な安定を図るのです。
さらに、サイコパスやマキャベリストといった、他者を利用しようとする性格特性を持っている人間の場合にはコントロールの手段として優しさを用いることもあります。
見返りを求めるタイプの彼氏は、別れを切り出したときに、恩着せがましいことを言ってきたり、「今までかけたお金を返せ」と言うこともあります。
彼氏が何らかの意図を持って優しく接しているなら、依存される前に別れたほうが良いかもしれません。
彼氏に「申し訳ない」と思うあなたの危険な心理
彼氏が優しすぎて申し訳ない気持ちになると相談にくる女性もいます。
しかし、話を聞いていると、付き合っているのだからそれくらいの行為は当たり前では?と思うようなことも多いです。
行きたい場所に連れて行ってくれる、落ち込んだときに慰めてくれる、心や体を気遣ってくれるなどです。
自分に下す低い評価
このような普通の行為に対して「優しすぎる」と感じてしまうのは、女性が自分の価値を低く見積もっているからです。
心のどこかで「私はこんなに優しくされる価値はない」「こんなに優しい人と付き合う資格はない」と思っているのです。
このように考えすぎてしまう原因は様々ですが、一つとして親との関係があります。
人間は子供時代に親から無条件に肯定されることで健全な自己肯定感を育みますが、親から否定されると逆のことが起こります。
自分は無価値な人間と思い込んでしまうのです。
優しい彼氏に違和感を持つ理由
また酷い父親を見て育ったことで「男性は怖いもの」と思ったり、母親からの「男は女を不幸にする存在」という刷り込みがあると、優しい彼氏に違和感を持ってしまうこともあります。
このようなタイプの女性はダメ男と付き合うことも多く、それが標準になりがちですから、運良くまともな男性と付き合うと「何かが違う」と感じてしまうのです。
居心地の悪さ感じることもあります。恋愛依存症の女性によくあるパターンです。
彼氏の優しすぎる態度に対して「負担を掛けているのではないか?」と心配するのは健全な感覚です。
しかし、その感覚が自分の無価値感などから来ているなら、誤った自己評価を正しましょう。