「ユーモアのある男性が好き」と言う女性は多いですが「ユーモアのある女性が好き」と言う男性はあまりいません。
しかし、男女関係なく恋愛においてユーモアは非常に大切です。
女性のユーモアは外見の魅力や誠実性と並んで重要視される項目だということが複数の調査で分かっています。
ユーモアがあるというのは創造力があるということです。そして創造力は人間という生物が生存競争を生き延びるうえで有用な能力です。
つまり本能的に魅力的だと評価されるということです。
しかし、あなたがユーモアのある女性でなかったとしても大丈夫です。それでもモテる方法があるのです。
何をすれば良いかというと、笑わせようという気持ちではなく、場の雰囲気を和ませようという気持ちで、ユーモアのある言葉を発するのです。
これによってセンスのない人でも高評価を得ることが可能です。
デートでのユーモアはどう評価されるのか?
ユーモアのある言葉というのは女性が言うか男性が言うかで評価のされ方が変わることがイエール大学の実験から分かっています。
この実験で参加者は初デートをしている男女のエピソードを読まされました。
内容はパートナーがあまり楽しんでなさそうなのでユーモアのあることを言って場を和ませようとするというストーリーです。
それを読んでユーモアのあることを言った人に対する印象を評価してもらうという実験です。
女性はウケないユーモアを言っても評価が下がらない
結果どうなったかというと、女性が言った場合は男性が言った場合よりも高く評価されました。
より好感が持てて有能で楽しい人物であると評価されたのです。
ユーモアのある言葉がウケた場合には男女で評価の差はありませんでした。
しかしウケずに二人の関係も変化しなかった場合に男性は評価を落としてしまったのです。
ウケないユーモアを言う男性は能力が低いと見なされ好感度も下がったのです。
女性のユーモアはコミュニケーションの手段と見なされる
なぜユーモアを言ったときの評価が男女で異なるのでしょう?
それはユーモアを言う目的が男性と女性では異なるという認識を多くの人が持っているからです。
男性のユーモアは自分を良く見せるための手段と見なされます。自己中心的な行動と判断されるのです。なのでスベると無能かつイメージも悪い人と評価されます。
しかし女性のユーモアは相手との絆を深めるためのコミュニケーション手段と判断されるのです。そのためウケなかったとしても自分から場を和ませようとする素敵な行動と評価されるということです。
だからといって面白い女性がモテるわけではない
女性がユーモアを言うのはそれほどリスクが高くないということが分かったと思います。
だからといって頻繁に冗談ばかり言う面白い女性を目指す必要はありません。面白い女はモテないのです。
なぜなら男性は自分の話に笑ってくれる女性に好感を持つ傾向が高いからです。実際に面白い女性は恋愛対象になりにくいという研究結果もあります。
また女性であっても面白さをアピールしようとするとそれが自己中心的な行動と判断されるリスクがあります。
今回の実験でも「女性は自分を良く見せようとして冗談を言っている」という説明が提示されたパターンでは好感度が下がるということも分かっています。
面白いことを言うときは二人の関係を良くするために言っているということが伝わるようにしましょう。
参考文献:No laughing matter: Why humor mistakes are more damaging for men than women.