特別に美人というわけでもないのになぜか人を惹きつける魅力を持つ女性がいます。
彼女たちは年齢を重ねるごとにどんどん魅力的になっていきます。
これは生まれ持ったカリスマ性のなせる業なのでしょうか?
確かにカリスマ性は先天的なものとされることもあります。しかし今は魅力のない人でも考え方を変えるだけで外見の魅力をどんどん高めることができます。
会った瞬間に異性からも同性からも「素敵な人だな」と思われるようになる簡単な方法を紹介します。
魅力的なのは誰か?
フロリダ州立大学のおもしろい実験を紹介します。
この実験ではまず、協力者に「あなたは自分の人生に意味があると思いますか?」ということを専門のアンケートを使って答えてもらいました。
それから友達と2人で友情について会話をしてもらいそのシーンを撮影しました。
そしてそのビデオを別の第三者に見せてその魅力を評価してもらったのです。
すると「自分の人生に意味がある」と思っている人ほど魅力的と評価されることが分かりました。
人間の欲求が関係している
なぜ「自分の人生に意味がある」と思っている人ほど魅力的になるのでしょうか?
それは人間には「自分の人生を意味のあるものにしたい」という欲求が備わっているからです。
なので「人生に意味がある」と思っていそうな雰囲気が出ている人に魅力を感じるのです。
10秒間で魅力的か判断される
さらに凄いことが分かっています。
この実験では会話ではなく、10秒間の単なる自己紹介も撮影して評価してもらっていました。
自己紹介の内容は自分の名前と大学の専攻、趣味、ちょっとした一言くらいです。人生の意味などについては全く話しません。
それでもやはり「自分の人生に意味がある」と思っている人は、この10秒間の自己紹介だけであっても魅力的と評価されたのです。
ルックスレベルが普通から低い人ほど
つまり普段から内面で思っていることが雰囲気として外見に出ているということです。
特にルックスのレベルが普通か低い人ほどこの効果が顕著でした。
なので見た目に自信のない人ほど「自分の人生に意味がある」と思うことで魅力的と思われる効果が出やすいということです。
家族や友人とのつながりが大切
では自分の人生に意味があると思うにはどうすれば良いでしょうか?
別の研究ですが「あなたにとって人生を最も意味のあるものにするものは何ですか?」と質問をすると、多くの人が家族や友人とのつながりと答えることが分かりました。
逆に温かい対人関係がない場合は「人生の意味がない」と感じがちということも分かっています。
なので人間関係を大切にすることが人生を意味のあるものにするための一つの方法です。
ライフワークを持つ
とはいえ人生に意味をもたらすものは人間関係だけではありません。
仕事でも趣味でもボランティアでも良いのです。自分は人生でこれを成し遂げるという目標を持っていると人生に意味があると思えます。
それは必ずしも世の中に貢献できるものでなくても良いのです。
日本にあるマンホールの数を数えるでも良いのです。自分なりのライフワークがあれば良いということです。
そういう人は何もしてないときでも内面の魅力が滲み出るということです。そして自分の人生には意味があるという考えを持ち続けるほどにどんどん魅力的になっていくのです。
ちなみに宗教性やスピリチュアリティというものは人生の意味やカリスマ性とは何の関係もないことも分かっていますからカルトなどに騙されないように注意してください。
参考文献:Tyler F. Stillman, et al. (2010). Meaning as Magnetic Force: Evidence That Meaning in Life Promotes Interpersonal Appeal.