今までに一度も彼氏ができたことがないという女性は20代、30代の女性でおよそ20%います。
アンケートによって多少の誤差はありますが5人に1人は一度も付き合った経験がないということになります。
私が相談を受けた多くの女性を分析してみると彼氏ができない原因としてはトラウマ、自分でも気づいていない欠点、出会いの少なさ、高すぎる理想などが挙げられます。
もちろんこれ以外にも原因はあるのですがどんな理由にせよ自分自身が変わることで彼氏はできるようになります。
潜在意識にあるトラウマ
自分は決してブスではないしコミュケーション能力に問題があるわけでもない。
それなりに出会いもあるし男性を好きになったこともある。でもなぜか彼氏ができたことがない。
このような女性の場合は自分でも気づかないうちに「彼氏をつくってはいけない」という刷り込みがなされているのかもしれません。
普段は意識できないトラウマが邪魔している可能性があるということです。
厳しすぎる親
思春期に男性と遊んだり連絡を取ったりしたときに親から厳しく怒られた経験があるとそれがトラウマになることがあります。
恋愛ドラマや少女マンガを見ることを厳しく制限されるという経験も大人になったときの恋愛の邪魔をします。
「彼氏をつくるのはいけないこと」と潜在意識に深く刻み込まれてしまい恋愛をはじめようとすると心のどこかでブレーキを踏んでしまうのです。
無意識に彼氏候補の男性を遠ざける雰囲気を出してしまっている女性も少なくありません。
母親が父親の悪口ばかり言っていた家庭の場合、男性に対して「嫌悪するべき対象」というイメージを持ってしまうこともあります。
父親からの虐待などによって男性に恐怖を覚えてしまった女性も恋愛を上手く出来ないことがあります。そしてそのことに自分でも気づいていないケースが少なくありません。
「無理に彼氏を作る必要もないかな…」と思っている女性の中は自分の感情を乱さないための対処法として恋愛に対し無気力な習慣を持つようになった人もいます。
低すぎる自尊心
トラウマによって彼氏ができないもう一つの理由として自尊心の低さが挙げられます。
誰かを好きになったことが周りに知られたらバカにされないだろうか?好意を伝えたら迷惑になるのでは?という思いが強い人は自尊心が低すぎるのかもしれません。
子供時代に容姿のことで虐められたり、好きな男の子に告白してそれをみんなにからかわれたりした経験が強く残っていると、自分が恋愛をするなんてバカにされるに決まっているという誤った思い込みを持ってしまうことがあります。
男性から付き合って欲しいと言われても何か裏があるのではないかと疑ってしまうのも過去の体験が原因になっていることが多いです。
好きな人に告白してもいつも振られてしまうという人は心のどこかで彼氏をつくることを恐れているため、無意識に相手を遠ざける言動をしているかもしれません。
絶対に自分とは付き合わないであろう相手をいつの間にか選択している可能性も考えられます。
過去のトラウマが原因で彼氏ができたことのない女性の場合、そのことに自分でも気づいていないことがあります。潜在意識にあるマイナスの記憶は普段は意識出来ないことも多いからです。
このようなパターンの場合は自分でそのことに気づき「私に彼氏ができない原因はこれか」と分かるだけで開放されることもあります。
自分でも気が付いていない空気の読めなさ
自分でもなぜ今まで彼氏ができたことがないのか理解できない人は空気が読めていないのかもしれません。
このパターンの厄介なところは周囲の人間がそれを指摘してくれないことです。
「こんなに可愛いのに彼氏いないなんて不思議~」などと言われたりすると余計に気づくことが出来ません。
間が悪い
空気の読めない人というと最近ではすぐにアスペルガー症候群と言いたがる人が多いのですがそのような診断がされていない人でも周囲に違和感を与える人は一定数います。
具体的には相手の反応の意図を正確に理解することが出来ないため自分一人で延々と話し続けてしまったり反対に何も話さなかったりする人です。
自分の話しが面白いと思っている女性の場合、男性が気を使って笑っているのに気づかない人が多いです。
聞き上手だと思っている女性は静かに相槌さえ打っていれば良いと思っているので機械のような反応になっている人がいます。
自分はその心配はないという人も冷静に振り返ってみてくださいこのような女性はけっこうな割合で存在します。
異性を接客することを生業にしているはずの高級クラブの女性でも違和感を与える人は各店に1人か2人はいました。
自分のことを「話し上手」とか「聞き上手」と思っている人は要注意です。これらは発声のタイミングではなく間の取り方が大切な要素ですからマニュアルにしたがってスグにできることではないのです。
動きがおかしい
動きがちょっとおかしいことで男性に警戒心を与えてしまう女性もいます。例えば小動物のように急に動きが早くなったりゆっくりになったりするタイプです。
漫画のキャラになりきったような話し方をする人も同じです。悪い言い方ですが「動きがウザい」と思われているのです。
はっきりとした理由は分からないのですが私の個人的な見解では強すぎる自己顕示欲が原因ではないかと思います。
ちょっとしたことでも大きな動きをすることで周囲の注目を集め「どうしたの?」という反応を待つクセが習慣になってしまい自分でも無意識にやってしまうのではないでしょうか。
些細な行動の積み重ねがあなた自身の雰囲気をおかしくしてしまい異性を遠ざけている可能性もあるのです。
普段の話し方をボイスレコーダーで録音してみると自分でも気づかなかった一面を知ることができるかもしれません。
女性としての魅力が低い
元も子もない言い方ですが女性としての魅力が低ければ彼氏は出来ません。
といっても美人でスタイルが良くなければダメということではありません。
最低限の身だしなみを整えておきましょうということです。
不潔だったり太りすぎていると外見のイメージが悪いだけではなく中身までだらしない人と思われるリスクがあります。
男性が外見から女性の魅力を計るのはDNAに刻まれた本能のようなものです。
異性を選ぶシチュエーションでは女性以上に視覚情報を重視する傾向にあります。
化粧もファッションも髪型も手抜きで理想の彼氏が出来るのは元々の素材が良い上位数%の女性だけです。
また普段から人の悪口を言ったり嫉妬ばかりしている人は魅力がどんどん落ちていきます。
悪口を言う人は顔の表情筋がそのように発達しますので性格の悪さが顔に出ます。
第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンが「男は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」と言ったそうですがこれは女性にも言えることです。40歳を過ぎてなくても言えることです。
持って生まれた顔の造型は遺伝子の責任ですが、普段なにを考えているかが表情に出てそれが顔立ちをつくるのですから年齢を重ねるごとに顔に対する責任は重くなっていくと思ったほうが良いでしょう。
彼氏ができたことのない女性は自分の普段の表情を観察してみてください。
部屋でのんびりしているときにスマホのビデオカメラ機能で録画すれば良いのです。
最初は意識して顔を作ろうとしますが、緊張感がなくなってきた頃にだんだんと普段あなたがしている顔が表れてきます。
普段から他人の良いところを見つけるようにしている女性は美しい表情をしているものです。
理想が高すぎることに気づいていない
「普通の男性で良いから彼氏が欲しいのに出来ない」という女性に多いのが理想の高さに自分で気づいていないパターンです。
今までに一度も彼氏ができたことのない女性が考える「普通」は世間的には高レベルということが少なくありません。
そのことに気づかずにいつまでも自分の恋愛運のせいにしていては彼氏は永遠にできないでしょう。
スペックの理想
1980年代後半の日本経済がバブル景気と言われていた頃、女性が男性に求める条件は「3高」と言われていました。高収入、高学歴、高身長の3つの「高」を持っている男性が理想とされたのです。
それから数十年経った今でもこれらの条件を求める女性は少なくありません。生活力の指標になるのでこれらの条件を求めるのは本能としてもおかしいことではありません。
「私はそういうのは求めないので普通レベルで良いです」と言っている女性でも「年収は600万以上で学歴は早慶以上、見た目は平均身長以上で清潔感があれば良いです」と言ったりします。
多少の誤差はありますがそれくらいが普通の定義になっている女性がいるのです。残念ながらこれだけのスペックを持っている人はほとんどいません。
そして大勢の女性が狙うのですから自分の彼氏にできる可能性は少ないでしょう。
「普通の男なんだからその辺にゴロゴロいるでしょう」と思っても永遠に彼氏にはできません。
少女マンガ的な理想
一度も彼氏ができたことのない女性の中には「恋愛は運命の人とドキドキしながらするもの」と思い込んでいる人もいます。
少女マンガやドラマの影響を強く受けているタイプです。このタイプは知識と妄想ばかり膨らんでしまい彼氏に求める理想が高くなってしまいます。
出会い方から最初のデート、付き合いに至るまでの流れについて「こうあるべき」という思い込みが強すぎるためそこからズレたものは恋愛と認めることが出来ません。
年齢を重ねるごとに思い込みは強まり彼氏が出来難くなるので、障害によるドキドキを恋愛のそれと勘違いして既婚者に走ってしまうこともあります。
恋愛に対して自分では許容範囲が広いと思っているのに彼氏ができたことないという人は自分の「普通」が世間的な普通とズレていないか見直してみましょう。
出会いのない環境にいるうえに消極的
自分以外はほとんど男性という職場にでも勤めていない限り待っているだけで彼氏ができるということはありません。
恋愛は男性から積極的にアプローチするものという考えを持っていると彼氏が出来ないのも当然かもしれません。
特に今は男性でも女性でも恋愛にそれほど興味のない人というのが増えているのです。
良いなと思った女性がいても付き合うまでのアプローチやその後の付き合いを考えると面倒臭くて自分からは行動しないという男性も少なくありません。
恋愛以外にも楽しい娯楽や趣味が増えておりその時間を削ってまで恋愛をしたくないと本気で思っている男性もいます。
彼氏ができたことのない女性の中には型通りの美しい始まり方の恋愛が自分にもやってくると思っている人がいます。
いつか自分のことを好きになってくれるまあまあのレベルの男性が現れて自分に積極的にアプローチしてくると信じています。
もちろんその可能性もあるのですがそれが何年後になるのかは分かりませんし出会いの場に出かけないことには何も始まりません。
出会いが少ない環境に身を置いていてなおかつ自分からは食事に誘ったり連絡先を聞いたりしないという女性の場合、彼氏ができたことがないというほうが自然なのです。
形にこだわるのはやめて積極的になる必要があります。
一度も彼氏がいたことのない女性を男性はどう思うか?
一度も彼氏がいたことのない女性に対して男性がどう思うか心配する人もいます。
ある程度の年齢で一度も彼氏ができたことがないと聞いて「何か問題でもあるのだろうか?」と考える男性も中にはいます。
しかしほとんどの男性がそれほど気にしません。
忙しくて出会いがなかったのかな?とか理想が高いのかな?と思うくらいです。
恋愛経験の少ない男性の場合は元カレと比べられなくて済むという安心感を覚える人もいます。
彼氏ができたことがないという事実がマイナスになることはありませんので引け目を感じたり、彼氏がいたことのあるフリをする必要もありません。
まずは出会いの場に繰り出し積極的に行動してみましょう。