仲の良い異性の友達を好きになってしまったという相談は多いです。
というより片思いの悩みというのは基本的にこのパターンです。
友達だから恋愛に発展するのは無理と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
特にあなたが女性だった場合にはチャンスが大きいです。
友達関係の時点で魅力的と思われている可能性は高い
異性の友達との関係は楽しいものです。同性にはない視点を与えてくれるので学びもあります。
多くの人が異性の友達との関係に意味のある会話や有意義な時間を過ごすことを求めます。
一方で、そのような友達関係が恋人関係に発展することもあります。というより男女の付き合いが始まる最も多いパターンは友達からというものです。
異性の友達というのは安定した恋人関係であれワンナイトであれ男女の仲となる可能性を秘めているといえます。
つまり、異性と友達になりその関係を維持することは適応戦略(=子供を産み繁栄させる一連の営み)の一環ともいえます。
そのため意識しているかどうかに関係なく、多くの人が配偶者選択と同じ基準で異性の友達を選んでいるのです。
なので友達の関係になれている時点で異性として魅力があると思われている可能性が高いです。
恋人選びの基準を異性の友達選びにも適用している
恋人や配偶者選びにおいて男性は外見を重視し、女性は経済力を重視します。異性の友達選びにもこの基準を適用します。
テキサス大学の研究者らが167人の男女を対象に、外見や性格、知性、身体能力、経済力といった項目から、異性の友達選びで何を重視するかということを調べました。
参加者の回答を分析したところ、恋人選びと同様の男女差が見られました。
男性は女性よりも外見を重視し、女性は男性よりも経済力や身体能力を重視したのです。
友達を選んでいるつもりでも、潜在意識では子供をつくる相手と見ている可能性があるということです。
男性は異性の友達に性的な魅力を感じやすい
異性の友達というのは一種のバックアップともいえます。
本命に何かトラブルが生じたときや、見捨てられたときの保険のようなものです。
恋人との関係がうまくいっていないときほど、異性の友達を魅力的に感じやすくなることも分かっています。
また男性ほど女友達に対して性的魅力を感じることも分かっています。
というより、男性の場合はそれなりに魅力を感じている女性に対して全く性を意識しないことのほうが難しいといえます。
ですからそういった感情をうまく恋愛のほうに向けさせることができれば付き合うことは十分可能なのです。
その方法については「友達から恋人へ発展するために必要な4つのこと」の記事を参考にしてください。
男女の友情が終わる最も多い原因は恋愛だけれど…
異性の友達を好きになってアプローチした場合にその後の関係を心配することもあると思います。
実際に男女の友情が終わる最も多い原因は恋愛が絡むことです。
しかし、たとえ振られたり、付き合った後で破局した後であっても、今まで通りに友達としての関係を再構築することは簡単ではありませんが不可能でもありません。
元恋人同士だけど今は良い友達としてLINEしたり、ご飯に行っているという人達もいます。
異性の友達に振られた後で、新しい彼氏ができたら告白されたというパターンもあります。
また、当方に恋愛カウンセリングに来ている人から振った相手を好きになってしまったという相談を受けることも少なくありません。
異性の友達から恋人へ移行する可能性はかなり高いといえます。
参考文献:David M.G. Lewis, Laith Al-Shawaf, et al. (2012). Friends with benefits II: Mating activation in opposite-sex friendships as a function of sociosexual orientation and relationship status.