「会えない時間が愛を育てる」と言われますが、これは全員に当てはまるわけではありません。
会っているときは彼氏のことが凄く好きという気持ちになるのに、会わなくなるとどうでもよくなるという女性もいます。
なぜこのような状態になってしまうのか説明したいと思います。
なぜ会わないとどうでもよくなるのか?
彼氏と会わないとどうでもよくなる理由を簡潔にいうなら、「彼氏と会っていると幸せ」という感覚が薄れるからです。
これだけでは「どうでもいい」とならない人もいます。
しかし、彼氏によってもたらされる幸福な感覚が一定のラインを下回ると冷めてしまう人もいるのです。
このタイプは彼氏と定期的に会うことによって、冷めてしまうラインを下回る直前で再び上昇させる、ということを繰り返してモチベーションを維持するのです。
あなたはこのタイプではないでしょうか?もう少し詳しく説明します。
彼氏と会うと幸せになる理由
彼氏と会ってイチャイチャしたり性行為をすると脳内にオキシトシンなどのホルモンが分泌されます。
これは恋愛感情や幸福感に良い影響を与える物質です。
つまり、彼氏と会ってコミュニケーションをするだけで、あなたは精神的にも肉体的にも満たされます。
幸せな感覚が落ち着き始めたタイミングで会えば復活する
彼氏と会っている時に生じた幸せな感覚は帰宅してからも続きます。
「やっぱり彼氏のこと大好きだなあ」という気持ちが、またすぐに会いたいという欲求に結び付きます。興奮状態が続いているということです。
しかし、この状態は何日かすると治まります。彼氏のことだけ考えていた脳に他のことを考える隙間もできます。
このように幸せな興奮状態が治まり始めても、そのタイミングで彼氏に会えば再び興奮が復活します。
会わない期間中に基準を下回るとどうでも良くなる
しかし、会わない期間が長くなると、次第に一緒にいるときの幸福感を忘れていきます。
そして彼氏からも「会いたい」と言われなければ、それほど愛されていないのだろうという気持ちも芽生えるでしょう。
彼氏によってもたらされる幸福な感覚は右肩下がりに段々と落ち着いていきます。
そしてあなたの中にある基準を下回ると、「会わなくてもどうでもいいか…」とモチベーションも下がって、愛情も冷めていくのです。
特に他に楽しいことがあったり、仕事や勉強が忙しかったりすると、そちらで充実感を得てしまい、こういった状態に陥りやすいものです。
これが好きな彼氏でも会わなくなるとどうでもよくなるメカニズムです。
単純接触効果が原因というのは間違い
会わないとどうでもよくなる原因として「単純接触効果」を挙げているサイトもありますが、その可能性は低いでしょう。
単純接触効果とは何度も会っていると好きになるという心理学の効果です。
なぜ単純接触効果が起こるかというと、脳の負担が減るからです。
脳は処理が楽な相手に良い感情を持つ
人間は見知らぬ相手を見ると「コイツは自分に危害を加えたりしないだろうか?」などと様々なことを判断して安全性を確かめるので、脳の処理に大きな負担が掛かります。
しかし何度も会っている相手であれば、安全と分かっているのでこのような処理は行われずに脳に負担が掛かりません。
脳は負担の掛かることは「不快」と判断し、簡単に処理できることは「快」と判断するので、何度も会っていると好きになりやすいということです。
しかし、会う回数が増えるたびにこれらの効果は薄れていきます。10回会うより、20回会うほうが好きになってもらいやすいということはありません。
会う回数が減ると好意が減るという効果まで証明していない
さらに言うなら既に「好き」という感情を持っている恋人同士では効果はほとんど期待できないでしょう。
そもそも単純接触効果というのは、会うたびに好感度が高まるというものです。
会う回数が減ると好意も減るという効果まで証明したものではありません。
つまり会わないとどうでもよくなるのが単純接触効果のせいというのはおかしな話です。
会う機会が多いせいでどうでもよくなることもある
全ての人が会わなくなるとどうでもよくなるわけではありません。
会えない時に相手に対する思いが募る人もいます。
レスだったカップルが遠距離になったことで復活することだってあります。
同じ相手にいつでも興奮し続けることはできませんから、会う機会が多いせいでマンネリしてどうでもよくなるということもあり得ます。
お互いにとってベストな頻度を見つけることが大切です。