あなたがもし芸能人の不倫に強い怒りを覚えるなら実は自分自身の中に不倫願望があるのかもしれません。
芸能人が不倫をしたというニュースが流れると世の中の人みんなが批判しているように思われますが実は叩いているのは一部の人間だけです。
自分の身の回りを見れば分かりますがちょっとした話のネタにしたり「良くないね」と言うことはあっても本気で怒っている人は滅多にいません。
アカの他人が不倫しようとしまいと自分の人生には何の影響もありませんから激しく怒るということはあり得ないのです。
不倫を叩くのはごく一部の人間でありそういう人たちが匿名でネットに何度も書き込むので世の中の皆が不倫を叩いているように見えるのです。
マーケティング会社の調査ではネットの炎上に加担したことのある人は全体の1%もいないことが分かっています。
他人の不倫を批難するのはいくつかの理由があります。
他人の不倫を叩くのは気持ち良い
１つは気持ち良くなれるからです。人間の脳には他人の悪い行いを批判することで「自分は正しいことをしているのだ」と思って気持ち良くなれる仕組みがあると言われています。
普段から社会規範やルールを厳格に守って生きているという思いが強い人ほどこの傾向があります。
また過去に自分の夫や親の不倫によって家庭内がメチャクチャになったという体験を持つ人はその記憶が蘇り怒りがわくこともあります。
上記のような理由がないのに他人の不倫を叩きたい欲求がある人は要注意です。自分の中に不倫願望が隠れているかもしれません。
現状への不満
結婚を目前に控えた女性の中には「もう一生他の男性と恋愛することは出来ない」という不安や恐怖を抱く人がいます。
もっと言えば一生他の男性とはセックス出来ないという不安です。自分の可能性の一部が失われたような気持ちともいえます。
どんなに幸せな結婚をする人でも心のどこかにはこのような不安を抱くことはあるようです。
人間というのは自分が何かを手放すことで手に入れたモノを他人が何も手放すことなく手に入れると嫉妬心が芽生えます。
他人の不倫を叩く人には「自分は他の男性との可能性を捨てることで結婚を手に入れたのに不倫しているあの人は他の男性とも楽しんでいるから許せない」という思考が芽生えているのかもしれません。
なぜこのよな思考が芽生えるかというと現在のパートナーに不満があるからです。
不満がなければ他人の不倫に対ししては怒りよりも不思議という感覚がわくはずです。
「大好きな人と結婚しているはずなのになぜ他の人と不倫したいと思うのだろう？」というのが自然な感情のはずです。
不倫願望と「自分はそんなことしない」のせめぎ合い
自分が可能性を手放して手に入れたはずのパートナーとの関係が思ったよりも幸せでなければ不満が溜まります。
その不満を解消するための手段として不倫をしてしまう人もいます。行動に移さなくても心のどこかには不倫願望が芽生えているかもしれません。
自分の不倫願望に何となく気づいてはいるものの「自分は不倫なんかする人間ではない」と思いたい願望もあります。
この二つの感情のせめぎ合いが起こったときに他人の不倫を叩くことで自分は不倫なんかする人間ではないのだと思い込もうとするのです。
芸能人の不倫を執拗に叩いていたワイドショーのコメンテーターが後で不倫がバレるのはまさにこのパターンといえます。
他人の不倫が許せない人は何に対して怒っているのかよく考えてみましょう。
あなたが叩いているのは不倫している他人ではなく自分の中の不倫願望なのかもしれません。
