前回「なぜ夫の不倫相手は妻よりもブスなのか?」という記事を書きました。
そこで説明したのは男性が既婚でその不倫相手が独身女性のケースです。
この場合は妻よりも不倫相手のほうがブスであることが多いという説明をしました。
今回は既婚女性が不倫に走るときの説明です。
このケースでは美人でも不倫をする特殊なケースが存在します。
プロスペクト理論
美人は物心ついたときから周囲の人にチヤホヤされます。しかし結婚をするとされなくなります。
「綺麗ですね」と言われることはあっても本気で狙いにくる人は減ります。
熱烈なアプローチをしてきた夫も結婚後は「釣った魚にエサをやらない」状態になっていることもあります。
人間の心の動きは何かを得たときよりも失ったときのほうが大きいと言われています。
1万円を拾った喜びと、1万円を落とした悲しみを数値で表すとしたら落としたときのほうが大きくなるのです。
これを心理学ではプロスペクト理論と呼び様々な研究によって明らかにされています。
過去のことを思い出してみてもハッピーな気持ちよりもショックな気持ちの方が長く続くことが多いのではないでしょうか?
独身時代に散々モテていた人が結婚を機にチヤホヤされなくなると何かを失ったような気になりやすいのです。
女性としての本気の賞賛を渇望する心理が隙を生むのです。
すると独身時代は相手にもしなかったようなレベルの男でも女性として自分を求めてくれると失ったものを取り戻せたような感覚になり不倫をしてしまうのです。
あらゆる階層の男性から狙われるのが既婚美人
自分のレベルが低いと認識している男性の場合、美人を狙う人はそれほど多くはありません。
しかし美人でも既婚であれば「自分にもチャンスがるのではないか?」と考える人がいます。
そして実際に不倫関係になってしまうことがあるのです。
自分がモテるということを認識している独身男性も美人な既婚者を狙うことがあります。
多少は情熱的になったとしても離婚まではしないだろうと考えるからです。
女性と関係を持ちたいけれど本気になられるのは面倒だと考えるモテ男にとって既婚女性は都合が良いのです。
そしてモテる独身男性はわざわざ既婚のブスは狙いません。
男性は肉体関係を持つだけならブスな独身よりも美人な既婚が良いと思っています。(※訴えられるリスクを考えなければです)
年齢についてもブスな20代よりも美人な40代です。
出会い系やマッチングアプリでも割り切った付き合いのできる人妻は大人気なのです。
つまり美人な既婚者は全ての階層の男性から狙われるということです。
既婚も未婚も、ハイスペックもロースペックも寄ってくるのです。
美人は自分の価値を分かっているから自信を持って不倫市場に参加できる
女性の視点で考えてみても美人は不倫しやすい立場にいると言えます。
謙虚な人でも美人は自分が他の女性よりも魅力的であるということは分かっています。
道を歩けば男性から特別な視線を向けられることが多いですし、お店などでもサービスしてもらえることが多いです。
心理学の実験でも美人は親切にしてもらえる可能性が高いということが分かっています。
心を満たすほどには好意を寄せられませんが、自分の魅力を確認できる程度には周囲が反応しているということです。
そのため自信を持って不倫市場に飛び込んでいけるのです。
「既婚の私なんか相手にされるかしら?」という心配をする必要がないため、美人が不倫をしようと決めたら積極的に行動に移せます。
行動しなくても男性のほうから寄ってくる市場ですから簡単に不倫できてしまうのです。
価値観が変化しない美人が危険
チヤホヤされなくなった美人は不倫するのが当然のような書き方になってしまいました。
当然ですがしない人の方が多いです。
結婚したことで自分を狙う男性の鬱陶しさから解放されたという人もいるくらいです。
美人で不倫をしてしまうのは価値観が変化しなかった人です。
「異性から評価されることが女性の価値」という考え方を結婚後も変えられないと、それが満たされなかったときに不倫をしてしまうのです。