彼氏が元カノに貰ったプレゼントを捨てることなく使い続けていると、未練でもあるのか?と思うかもしれません。
特にアクセサリーのようにクリスマスや誕生日などの特別な日に貰うようなものを身に着けていると、心配になります。嫉妬もするでしょう。
彼氏はなぜ元カノとの思い出の品を取っておくのでしょうか?
元カノから貰ったという意識がないなら心配不要
彼氏が元カノから貰ったプレゼントなどを使っていても、基本的には心配する必要はありません。
長年使っていると誰に貰ったものだという意識は薄れていきますし、そこにあるのが当たり前のような感覚になるのです。
特に日常生活で使用しているなら使い慣れたものをわざわざ買い換えようとはしないものです。
また、アクセサリーであってもデザインが気に入っていれば着用し続けるのもおかしなことではありません。
それと不要になったとしてもアクセサリーを捨てるのは抵抗感があるという人もいます。これは元カノにもらったか自分で買ったかに関係なく生じる感覚です。
クローゼットの奥深くにしまい込んだまま、いつか売りに行こうとして忘れていることもあります。
本人が元カノから貰ったということに特別な意味を見出していないのなら、心配に及びません。
ナルシストは元カノとの思い出の品を戦利品としてとっておく
とはいえ、彼氏が元カノから貰ったものを使い続けていると危険なパターンもあります。
未練タラタラで元カノとの思い出の品を捨てられない
彼氏が未練タラタラで元カノとの思い出の品を捨てられないなら危ないです。
まずそのような状態で他の女性と付き合える神経を疑いましょう。
彼は罪悪感を覚えにくいナルシストなのです。そして元カノを忘れられない自分に酔っているのです。
映画やドラマで元カノとのペアリングをイケメン俳優が見つめながら感傷に浸るシーンがありますが、あれに自分を重ね合わせているのです。
去ってしまった過去の恋人の代替にすることも…
心理学者のアレクサンドラ・ラビノヴィッチ博士らの研究からも、ナルシストほど過去の恋人との思い出の品に執着することが分かっています。
プレゼントに限らず一緒に撮った写真などもいつまでも取っておくのです。
なぜならそれらを戦利品として見なしているからです。
自分が愛されるべき価値のある存在と認識するためのアイテムとして取っておくのです。
また、去ってしまった過去の恋人の代替と捉えることもあります。
「元カノからのプレゼントなんて捨ててよ」と言ってはいけない
彼氏が元カノに貰ったプレゼントを使い続けるのは、彼女であるあなたからしたら気持ちの良いものではありません。
だからといって、捨てるように言うのはやめた方が良いです。
彼氏がナルシストであっても、そうでなくとも悪い結果につながりかねないのです。
ナルシストの彼氏は余計に悪化する
彼氏がナルシストの場合、元カノから貰ったものを捨てるよう言われたらどうするでしょうか?
まず捨てることはありません。戦利品ですから当然です。それどころか余計に目立つようなところに置き始めることさえあります。
なぜならナルシストというのは自分が他人に影響を与えられたことに強い快感を覚えるからです。
自分が元カノに貰ったものを使っていることで、彼女が精神的な影響を受けていると分かると興奮してしまうのです。
これは生まれ持った脳の構造が影響している可能性がありますから、言っても治らないことが多いです。
捨てる寂しさを未練と勘違いする
彼氏がナルシストではなかったとしても、「捨てろ」とは言わない方が良いです。
人間というのは感情が芽生えた原因を自分でも勘違いすることがあります。
このような現象を心理学で「錯誤帰属」といいます。
優しい彼氏はあなたが嫌な思いをしていると知ったら、元カノから貰ったものを処分してくれるでしょう。
しかし、そのモノ自体を気に入っていた場合に喪失感を覚えるかもしれません。
そして、「こんな寂しい気持ちになるということは、元カノののことが好きだったのだ」と勘違いする可能性があるのです。
「元カノの話をする彼氏の心理」でも説明しましたが、男性は過去の恋人に良い思い出を持ちやすい傾向にありますから、思い出の品を捨てさせるリスクは高いです。
彼氏が元カノに貰ったものを使い続けていても深い意味があるとは限りません。余計なことを言って関係を壊すような暴挙に出てはいけません。
参考文献:Aleksandra Niemyjska, Róża Bazińska, Krystyna Drat-Ruszczak. (2020). Hunting lovers: Narcissists keep trophies from their past relationships.