好きな人を見る目つき!男性がココを見たら恋愛感情を持っている

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目は小さな器官にも関わらず、そこからの情報を処理する脳の視覚野は意外と大きいです。

これは人間が目から入る情報を基に、多くのことを判断している証左ともいえます。

外の刺激の変化を敏感に察知し、そこに注意を向けたり、メンタルを安定させるために防御反応を取ったりもします。

逆にいえば、目を見れば感情が分かるともいえます。

「目は口ほどにものを言う」などと言われますが、これはある意味で真実です。

時には相手がこちらに好意を持っているのか、悪意を持っているかさえ分かることがあります。

今回は好きな人を見る時の目つきについて解説します。

ぜひ恋愛における脈アリ、脈ナシの判断にお役立てください。

一般的に言われている説は正しいのか?

まず、好きな人を見る時の目つきについてよく言われている説が正しいのか解説しておきましょう。

1.瞳孔が大きくなる

人間の脳は興味のあるモノや好ましいと感じるモノがあると、もっとよく見たいと思います。

そのとき目の中により多くの光を取り入れるために瞳孔を開きます。漫画などで恋したときに目がハートマークになったりしますがこの現象を表現しています。

実際に好きな人を見ると瞳孔が開くという研究結果はあります。(しかし、女性の場合はそうならないという実験結果もあります)

また、暗い場所でも光が必要になりますから瞳孔は開きます。薄暗いバーで好きな人の目つきが変わったからといって勘違いしないようにしましょう。

2.目の周りの筋肉が動く

目の周りの筋肉は感情が出やすい場所です。

好意的な感情が芽生えたときやリラックスしたときに緩み、敵意やプレッシャーが生じたときにピクついたり緊張するといわれています。

では目の周りの筋肉が硬そうに緊張して見えたら嫌われているということでしょうか?

必ずしもそうとは限りません。好きな人の前で緊張してしまうこともあるからです。

またリラックスして見えるからといって、それが好意によるものとも限りません。嫌われてはいない可能性は高いかもしれませんが…。

3.まばたきの回数

人間は1分間に20~30回のまばたきをすると言われています。つまり2~3秒に1回のペースです。

ストレスやプレッシャーを感じたときにはこの回数が増えます。

残念なことに、まばたきの回数から好きと思われているかどうか判断するのは難しそうです。

好きだから緊張することもあれば、嫌悪感の刺激がストレスになることもあるからです。

4.ずっと見つめる

ずっと見つめる(目が合う)場合にもその意味は人それぞれ異なります。

好きだから目を合わせようとする人もいれば、人と話すときは目をしっかり見るのが礼儀と思っている人もいます。

また、社会的立場の高い人ほど、相手の目を見る時間が長いという研究もあります。これには真逆の2つの理由があります。

一つは下の立場の人間の話をしっかりと聞いてあげたいという心理です。もう一つは優位な立場を誇示したいという心理(マウント)です。

恋愛感情を持っているときの視線パターン

以上が一般に言われる好きな人を見る目つきなのですが、最後のずっと見つめるについては、恋愛感情を読めることがあります。

次のようなパターンの場合、親密になりたいという意思の表れである可能性があります。

  1. 先に視線を投げかけ、こちらと目が合うのを待つ
  2. 目が合ったら、少し見つめて表情が緩む
  3. 視線を外したあとに再び1から同じことを繰り返す

このやり取りを最もよくするのが、ラブラブ期の恋人同士といわれています。

あなたが視線を返したときにどのように反応するか確かめてみてください。

さきほども説明した通り、視線が合っているという事実だけをもって脈アリか脈ナシかを判断するのは難しいものです。

しかし、雰囲気で察することができる場合もあります。相手の目から感じ取る情動は意外と合っているものです。

好きな人を見るときの目つき

好きな人を見るときにどのような目つきになるのか?

これを調べた実験があります。それによって恋愛対象として見られているか、友達候補として見られているかが判断できそうです。

恋人にしたいと思ったらどこを見るか?

紹介するのはカンザス大学のムリ・ギラス教授らの実験です。

この実験では大学生たちに複数枚の異性の写真を見せて、恋人にしたいタイプか友達にしたいタイプかを判断してもらいました。

このとき特殊な装置で視線の動きも計測しました。

その結果、まず分かったことは男性は女性の胸と腰のあたりを良く見るということでした。

そして恋人にしたいと思ったときは(顔を含む)頭部も見ます。

友達にしたいと思ったときは足元を見ます。

つまり視線が体の下に集中していたら脈ナシかもしれないということです。

恋人候補を見る時とセフレ候補を見るときの違い

男性は女性の体に対して性的な視線を投げかけてしまうものです。胸ばかり見られていると感じているならきっとその通りなのです。

あなたのことを好意的な目つきで見ているからといって、それが恋愛的な好きとは限らないこともあります。

「付き合いたいほど好きではないどれど、セックスはしたい…」かもしれないのです。

恋愛対象と見られているか、セフレ対象と見られているか、どのように判断すれば良いでしょうか?

これに関してもどこを見られているかで判断できそうです。

ジュネーブ大学のミレーヌ・ボルモント博士らの行った実験によると、恋愛対象として意識したときは視線が顔に集中することが分かっています。

そして、性的対象として意識した場合には顔だけではなく、体も良く見ることが分かりました。

女性のほうが目つきから感情を読む能力は高い

この2つの実験から以下のことがいえます。

  • 腰から上に視線が集中していたら異性として意識されている
  • 腰から上に視線が集中し、顔に集中していたら恋人候補
  • 腰から上に視線が集中し、顔だけでなく体も見ていたらセフレ候補
  • 足元ばかり見られていたら友達候補

あくまでも可能性ですけれどね。

ちなみに目つきから感情を読む能力は男性よりも女性のほうが高いといわれています。

目だけが映っている写真から、人物が喜んでいるか怒っているか判別するテストでも女性のほうがスコアが高くなることが多いです。

好きな人と会話をするときはぜひ目つきに注目してみましょう。

参考文献
・Omri Gillath, Angela J. Bahns, Hayley A. Burghart. (2017). Eye Movements When Looking at Potential Friends and Romantic Partners.
・Mylene Bolmont, John T. CacioppoLove, Stephanie Cacioppo. (2014). Is in the Gaze: An Eye-Tracking Study of Love and Sexual Desire.

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