好きな人と喧嘩したり変なことをしてしまい嫌われたとします。
その後でどんなに良い面を見せても挽回するのは難しいといえます。
恋愛関係においては一度でも嫌われてしまったら終わりのことが多いです。
しかし、そこから悪いイメージを覆して、好きになってもらう方法があります。
男性に一度嫌われたら終わりの理由
なぜ一度嫌いになったら終わりなのでしょうか?
男性から嫌われたということはあなたが何か悪いことをしてしまった可能性が高いといえます。
そしてそれが男性の心に深く刺さったということです。これは男性か女性かに限らずかなり危険な状態です。
「悪い」のがあなたの本質と思われているということなのです。
あなたは嫌われるようなことをした時に、たまたまタイミングや環境が良くなかったので仕方なかったと考えるかもしれません。
しかし相手の男性はあなたの性格が悪いからそういうことをしたと考えるのです。
人間は自分が悪いことをしたときは環境のせいだと考え、他人が悪いことをしたら本人の本質(性格)と思う傾向があります。
これを心理学では「行為者観察者バイアス」と言います。
人間は悪い行いにこそ本質が出ると判断している
なぜ悪い行いは本人の性格の問題と思われるのでしょうか?
理由は単純です。
悪いことをしたら嫌われますし、場合によっては犯罪となってしまいます。罰を受けることもあるでしょう。デメリットしかありません。
それでもやってしまうというのは本人がしたいと思っているからなのです。
一方で良いことをすれば評判が良くなりますし、褒美がもらえるかもしれません。メリットがあります。
もちろん本人がしたいと思ってしている可能性もあります。しかしどちらの動機でしているか分からないのです。
つまり私たちは無意識のうちに「悪い行いにこそ本質が出る」という信念を持っているのです。
これが一度でも嫌われたら終わりになる理由です。
一度嫌われたらその後に良い面をアピールしても無駄
あなたが好きな男性から嫌われたとき、親切にしたり、良い面を見せることで見直してもらえると期待するかもしれません。
しかしこれらの行動によって好きになってもらえる可能性は低いと言えるでしょう。
なぜなら悪い人と判断したらマイナス面にばかり注目するのでどんどん嫌いになるからです。
しかも最悪なことに他人の行いについては良いことよりも、悪いことをしているときのほうが長い時間見てしまうことも分かっています。
つまりどんなに良いことをしてもそこには注目してもらえず、それどころかアピールしすぎると何か下心があると思われるリスクさえあるのです。
一度嫌われた後に好かれる方法
では嫌われてしまったときどうすれば好きになってもらえるのでしょうか?
それは珍しいことをするのです。
そうすることで好きな男性の認識が変化します。
そして「本当は良い人なのかもしれない」と思わせることができれば、良い面に注目してもらえます。
脳は珍しいことほど印象に残そうとする
少し考えてほしいのですが、友達がゴミをポイ捨てした時と落ちているゴミを拾った時ではどちらが強く印象に残るでしょうか?
おそらくポイ捨てした時だと思います。なぜなら珍しいからです。
(逆に拾った時の方が印象に残るというのなら付き合う友達を考えた方が良いです)
人間の脳は珍しいことほど印象に残りますし、しっかり覚えておこうとするものです。あなたも旅行の思い出はよく覚えていますよね?
つまりあなたの嫌われるような行動の印象は強く残っているのです。人前で嫌われるようなことをする人は少ないからです。
そのため、どれだけ良い人アピールをしても、それは珍しいことではありませんから、脳内の認識は変わらず、嫌いという感情は消えないのです。
良い面に珍しさをプラスする
そこで、良い面をアピールするだけではなく、そこに珍しさをプラスするのです。
好きな人の見ている前で友達に親切にするくらいではインパクトが足りません。
恋愛のアピールのためにボランティアをするのは褒められたことではありませんが、実は毎週、地域のための活動に参加しているなど、それなりに負担の掛かる良いことの必要があります。
とはいえそこまでするのは大変ですから、社会の不平等に対する怒りを表明するなどでも、相手の心に上手く刺されば印象は変わるでしょう。
一度嫌われてしまった後でも「本当は良い子かも…」と思い始めたら、良い面に注目し始めるのです。
そして好きになってもらえる可能性もあります。
大切なのは相手の脳が「記憶しておこう」と思えるくらい珍しい情報を与えることです。