あなたの好きな男性が恥ずかしがり屋で、あまり話してくれなかったり、連絡もしてくれなかっりすることもあるかもしれません。
このようなシャイな男性は好きな女性にもなかなか積極的になれないものです。
そもそもシャイな男性はどんな女性に恋愛感情を持つのでしょうか?
異性の好みは人によって違うものですから、シャイだからこういう女性が好きという固定されたタイプはありません。
でもせめて、自分と似た控えめなタイプが好きなのか、それとも正反対の社交的なタイプが好きなのかくらいは知りたいところです。
そこで今回は研究結果を踏まえて、シャイな男性の好きな女性のタイプについて説明したいと思います。
恋愛では自分と似た人を好きになる傾向がある
異性の好みについては、自分と似たタイプを好きになるのか?反対のタイプを好きになるのか?ということがよくいわれます。
最近の研究では一応の結果が出ているのですが非常に面白いです。
「あなたはどちらが好きですか?」と聞く調査では、「反対のタイプ」と答える人の方が多くなることもあります。
しかし、スピードデート(お見合いパーティー)の実験では、事前の性格テストの結果が似た人同士がカップルになりやすいという結果が多いのです。
また、お互いの性格の類似性が高いカップルのほうが、結婚までたどり着きやすいという調査結果もあります。
似ている同士は価値観も合いやすいですし、行動が予測できるので疲れないなどのメリットがあり、一緒に生活するうえではストレスが溜まりにくいのかもしれません。
ではシャイな男性も自分と同じくシャイな女性が好きなのでしょうか?
シャイな男性は内向型と外向型のどちらの女性が好きか?
自分の内面に向き合うことを大切にし、それによって洞察を深めたり、精神の安らぎを得るタイプを内向型といいます。
シャイな人は内向型であることが多いです。
逆に他人との交流によって、楽しみやエネルギーの充足を得るタイプを外向型といいます。
社交的な性格の人は外向型であることが多いです。
性格テストと異性のプロフィールの評価
内向型の人と外向型の人がどんな異性に惹かれるかを調べた、シートン・ホール大学のナクアン・ロス博士の研究があります。
この研究では、最初に114人の男女に性格テストを受けさせ、内向型か外向型かを調べました。
その後で異性のプロフィールを見せました。プロフィールの説明により、その異性が内向型か外向型か判断できるようになっています。
そして、その異性に対してどう思うかということを判断させました。
シャイな人は似たタイプにも反対のタイプにも惹かれる
これらの判断を分析したところ次のことが分かりました。
- 内向型の人は、内向型の異性にも外向型の異性にも惹かれる
- 外向型の人は、内向型の異性よりも外向型の異性に惹かれる傾向がある
つまり、シャイな人は似たタイプにも反対のタイプにも惹かれるということです。
シャイな男性と恋愛する時に凄く大切なこと
ここまで読んで損した気分になっているかもしれませんが、大切なのはここからです。
シャイな人がどちらにも惹かれるといはいえ、気を付けなければならないことがあります。
内向型でシャイな人というのは、大勢が集まるような社交の場で不安やストレスを感じることが多いです。
内向型の女性であれば自分と同じタイプですから、その気持ちが理解しやすいでしょうし、穏やかな関係も望みやすいでしょう。
問題はあなたが外向型で社交的なタイプの女性である場合です。
皆で盛り上がっているときに、シャイな男性がポツンとしていたとしましょう。
このときに「こっちで一緒に盛り上がろうよ」みたいな声かけをしてしまうと、シャイな男性は精神的に消耗してしまいます。
すると「自分を疲れさせる人」というイメージを持たれますから本能的に嫌われます。
シャイな男性が一人でいるところに、近づいて静かに話しかけるのなら問題はないです。むしろ気遣いのできる女性と思われるかもしれません。
もちろん輪の中に入れていないときに上手く誘導するのは問題ありません。
しかし、バカ騒ぎしているノリに無理に付き合わせるのはやめたほうが良いです。
シャイな男性の好きなタイプは様々ですが、精神的に消耗させる相手のことは大嫌いである可能性が高いです。そこだけ気を付けてアプローチしましょう。
参考文献:Ross, Naquan, “The People We Like: Do Introversion-Extroversion and Commitment Affect Evaluation of Potential Partners?” (2018).