片思いが辛いときは暴走しがちなので注意

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片思い中というのは好きな人のことばかり考えてしまうものです。

相手の些細な一言を重く受け止めその意味をひたすら考えて喜んだり傷ついたりします。他の人と楽しそうに話しているのを見ただけで嫉妬心が芽生えることもあります。

それがときに暴走してしまい気づかないうちに相手に嫌われる行動に走る人が少なくありません。

片思い中に辛い気持ちになるのは自然なことですからそれを理解して正しい対処法を取る必要があります。

なぜ片思い中は辛いのか?

片思い中は食事も喉を通らないほどに辛いといいますがこれは当然です。

恋愛の初期にはフェニルエチルアミン(PEA)等の神経伝達物質が多く分泌され、それらの物質には食欲を抑制したり冷静な判断力を失わせる働きを持つものもあるからです。

つまりあなたの体が通常とは異なる状態になっているということです。

片思い中に辛いと思う原因

好きな人のことは何でも知りたいと思うのが自然な欲求です。片思い中は特にその傾向が強くなるかもしれません。

恋愛を成就させるために相手の情報は何でも集めたいと思いますし、自分の知らないところで相手が何をしているのか知って安心したいとも思います。

他の女性の存在がないこと、相手が自分を嫌っていないことを確かめないと辛くてどうしようもないときもあります。

そのため相手のちょっとした言動を深く考えすぎてしまうことがあります。

相手が何気なく発した言葉にも勝手に意味をつけてしまい一喜一憂するのです。

相手の言動に毎回のように誤った意味づけを行うクセがついてしまうと精神的に疲れて辛くなります。

気持ちが抑えきれなくなると嫌われる行動を取る

片思いの辛さがピークに近づくと暴走してしまうこともあるので注意が必要です。

好きな人が他の女性と仲良くしているのを見るのが辛かったり、早く両思いになりたくて我慢できないときは特にその傾向があります。

好きな人が他の女性と楽しそうに話しているのを見て「付き合ってるの?」とわざとらしく聞いてみたり、その女性の悪口や噂を吹き込もうとしたりします。

また休みの日にどこかに出かけたという話しを聞くと素直に「誰と行ったの?」と聞けば良いのに「彼女と?」と聞いてしまったりします。

間違ったアピールで気を引こうとすることもあります。

自分としてはちゃんと考えて最適な作戦を実行しているつもりでも実は全くの逆効果ということもあります。

片思い中の判断力は鈍っているという認識を持ったほうが良いです。

片思い中の暴走

自分が何とも思っていなかった相手からばかりモテるという経験をしている人もいるかもしれません。

これは過剰なアピールをせずに適度な距離感が取れているため相手の男性心地よさを与えると同時に「もっと知りたい」という欲求を起こさせているからです。

何とも思っていない相手に接するような焦りのない態度が片思い中も必要です。

抑えきれなくなった自分の感情を落ち着かせるために相手を巻き込む行動は慎みましょう。

片思いの辛さを軽減させるための自己中心的な行動なのか、相手を落とすための戦略的な行動なのかをきちんと判断しなければなりません。

そうでないと成就するはずの片思いも失敗に終わってしまいます。

辛い気持ちの対処法と作戦ノート

片思いの辛い気持ちを劇的に軽減させる方法というのはありません。

好きな人のことを考えないように趣味や仕事に没頭するというのも多少は効果がありますが根本的な解決にはなりません。

他のことに集中できるほどの片思いならそこまで辛いとは思わないでしょうし、人間の脳は考えないようにしようとしている時点で考えています。

考えないようにする努力をするくらいなら感情を放っておいたほうが良いでしょう。辛くなったり焦ったりしてもそういうものだと思って放っておくのです。

この辛い片思いがいつまで続くのか心配になる人は計画表を作ってみると焦燥感は和らぐかもしれません。

挨拶をする程度の仲であればいつまでに世間話をすると手帳に記入します。会話をする程度なら二人で食事に行くと記入します。

人間の心は小さな成功を積み重ねることで自分に自信をつけることができるので不安が和らいでいくのです。

小さな目標(計画)を積み重ね最終的にお付き合いをするところまで記入してしまいます。

それは数週間後なのか数年後になるのかは分かりませんし進捗具合によって見直しの必要も出て来るでしょう。

計画表に留めずに作戦ノートのようなものを作ることで片思い中の辛さを和らげることもできます。

片思いを成就させるための作戦ノート

遠距離などでほとんど会う機会のない人は「○月○日に告白する」と決めてしまっても良いでしょう。その前に旅行とかこつけて相手に会いにいくという予定を入れても良いでしょう。

告白をして振られたからといってそこで完全に終わりではありません。

好きな気持ちを伝えたことがきっかけで相手もあなたを意識してしまうということだってあるのです。(心理学でいう「好意の返報性」です)

計画表を作るのと同時にそれをやり遂げたときの自分へのご褒美を用意しておくのも大切なことです。

たとえ上手くいかなかったとしても計画をやり切ったということに対するご褒美です。ちょっと高い買物をするのでも良いですし旅行へ出かけても良いのです。

それが仮にダメだった場合のコーピング(ストレスへの対処法)にもなるのです。

色々な対策をして一時的に片思いの辛さを軽減することができてもまたしばらくすると辛くなってしまうこともあります。

人間の心というのは自分で思っているほどには安定していませんので当然のことです。それを無理に抑え込む必要はありません。

片思い中のドキドキというのも悪いものではありません。

恋愛中に出るエストロゲンなどのホルモンは女性を綺麗にする効果もあると言われています。

片思いが成就するかどうかは分かりませんが、仮に上手く行かなかったとしても綺麗になった自分、精神的に強くなった自分を手に入れることはできるということは忘れないでください。