好きな人と付き合えない理由が「自分の顔が相手の好みじゃないからだ」と思っていませんか?
今回は顔に自信のない人が告白すべきベストなタイミングはいつか?を心理学の研究を基に説明します。
告白するタイミングによってはOKになる可能性があることが研究から分かっています。
何度も見ている顔は脳の処理が楽になる
「単純接触効果」というものを聞いたことがある人もいると思います。何度も会ってるうちに好きになるという心理学の効果です。
実際に学生時代などに進級してクラス替えをしたばかりの頃はイマイチな異性が多いなと思っていても、何ヶ月かするとカッコイイ人とかカワイイ子が多いなとなることもありますね。
これは何度もその相手の顔を見たことで脳がその顔を処理するのが楽になったからではないかといわれています。人間の脳は省エネしたがるので処理が楽なものに好意を持ちやすいのです。
このように初対面のときは恋愛対象としてナシだったのにいつの間にか好きになっているということが起こります。
もちろん単純接触効果だけではなく性格などの中身をよく知ることができたからという理由もあります。
しかしどんなに性格が合うと思っても顔がダメなら付き合えません。では何ヶ月くらいすると顔が気にならなくなってくるものなのでしょう?
見た目のレベルが同じ人同士がカップルになるとは限らない
テキサス大学の実験があります。
本物のカップル167組に協力してもらい会話をしているシーンを撮影させてもらいました。
その撮影したビデオを他の人たちに見せてカップルの顔のレベルを評価してもらいます。要するに第三者の客観的な評価です。
出会ってから9ヵ月以上のカップルは顔のレベルに相関ナシ
そこから分かったことがあります。よく外見のレベルが同じような人同士がカップルになりやすいと言われることがありますが、この実験結果は必ずしもそうではなかったのです
確かに出会ってから1ヶ月以内に付き合い始めたカップルは顔のレベルが同じくらいでした。
しかし出会ってから9ヶ月以上経ってから付き合い始めたカップルは顔のレベルに相関がなかったのです。
つまり、このタイミングで付き合い始めたカップルは魅力的な顔をしている人と魅力的でない顔をしている人同士の組み合わせが複数いたということです。
満足度と顔のレベルは関係なかった
あなたが「私の好きな人は、私の顔が好きじゃないわ」と思っているのなら、出会ってから9ヶ月以上経ったタイミングで告白をすると成功する確率が高まるということです。
ちなみに会話を撮影させてくれたカップルにお互いに対する満足度もアンケートしていますが、顔のレベルが同じくらいだろうと全く違っていようと満足度に違いはありませんでした。
顔のレベルが合わないからといって別れやすいということはないのです。
なのでルックスに自信がなければとりあえず最初の9ヶ月間をつかって自分の内面の魅力を伝えてください。
イケメンほど美人を選ばないともいわれていますからチャンスはたくさんあります。
第一印象で嫌われたら単純接触効果は起こらない
ちなみに何度も会うと好きになるという「単純接触効果」ですが第一印象で嫌われた場合はこの効果は起こりません。
それどころか会うほどに嫌われていく可能性さえありますから気をつけてください。
こうなってしまった場合の挽回方法は、次回に会ったときに初めて会ったときよりも珍しい情報を与えて良い印象を刷り直すことです。
初対面の第一印象が悪いと半年後も変わらないものですが、珍しい情報を与えるとそれを良い方向に変えることができるのです。これについては機会があればまた説明したいと思います。
参考文献:Lucy L. Hunt, et al. (2015). Leveling the Playing Field Longer Acquaintance Predicts Reduced Assortative Mating on Attractiveness