男性よりも女性のほうが外見から浮気を見破る能力は高いと言われています。
友達の結婚式に出席したときに初めて見た新郎に対し「なんだか浮気しそう…」と思ったら案の定という話を聞かせてくれるのはたいてい女性です。
実験によると女性はたとえ初対面であっても男性の顔を3秒見れば浮気するかどうかそれなりの精度で判断できるそうです。浮気男の顔には特徴があるのです。
浮気するタイプを見破れるのは女性だけ
西オーストラリア大学のジリアン・ロードスらは異性の顔を見ただけで浮気をするタイプか見抜くことはできるのか調べるための実験を行いました。
実験に参加したのは17歳から48歳までの参加者68人です。(男女同数)
彼らは初対面の人たち(男性:101人、女性88人)の顔写真を見せられました。
そして見せられる度に「どれくらい浮気しそうに見えるか?」ということを10段階で評価しました。
それを写真に写ったモデルたちの浮気についての自己申告と照らし合わせることでどれくらい当たっているかを調べました。
その結果、女性が男性の写真を見て下した評価とモデルの自己申告の間には有意な相関がありました。
反対に男性が女性の顔写真を見て下した評価には相関があると言えませんでした。
つまり女性は浮気するタイプの男性を顔の特徴から見抜くことは出来るけれど、男性は浮気するタイプの女性を見抜くことは出来ないということです。
浮気する男の顔の特徴
上記の実験で女性は男性の顔のどんな特徴を判断基準にしていたのでしょうか?
それは顔の「masculinity」です。日本語にすると「男っぽさ」とでもなります。
これはカッコイイ顔という意味ではありません。
くだけた言い方をするなら「男性ホルモンが強そうな顔」とでも言ったところでしょうか。
こういった特徴の顔を持つ男性のことを女性は「浮気しそう」と判断したのです。
そして実際に本人に聞いてみたらやはり浮気したり人妻に手を出していたということです。
性欲にはテストステロンが関係していますがこれは体をゴツゴツと男っぽい形にする働きも持つ男性ホルモンです。
なので「男っぽい」顔と浮気は関係があるのかもしれません。
これに対して男性は魅力的な女性を「浮気しそう」と判断しました。
かなり安易な基準です。もはや浮気しそうな人ではなく自分が関係を持ちたい人を選んだのではないか?という疑問さえ生じます。
もちろん魅力的な女性が浮気をする可能性が高いという事実はありませんでした。
なぜ女性のほうが判断力があるのか?
女性のほうが浮気を見破る能力が高い理由としてよく子育てのリスクが挙げられます。
自分を妊娠させた男性が裏切って他の女性のもとへ行ってしまったら自分と子供の生活が保障されないからです。
しかしその理屈でいくなら男性の側も女性の浮気を見抜く能力が高くなければなりません。
なぜなら肉体的な浮気をされたときにリスクが大きいのは男性のほうだからです。
「間抜けな寝取られ男」になって他人の子孫を育てることになる可能性があるのです。
男性のほうが肉体的な浮気を許さない傾向が強いとも言われています。
もしかしたら男性の場合は「そこら中で種を蒔けるから良いや」という気軽さがあるから浮気に敏感でないのかもしれません。
もしくは別の方法で女性よりも上手に浮気を見抜けるのかもしれません。
私の知る限りではまだその方法は見つかっていないようですが。
女性の方が浮気を見破るのが上手な理由としては他にもいくつか考えられます。
赤ちゃんの表情から気持ちを読み取る必要があるからとか、そもそも男性のほうが顔に出やすいからなどです。
どんな理由にせよ男性よりも女性のほうが浮気を見破るのは得意なようです。