婚約中に浮気されたら破棄するべきか?

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婚約中に浮気をされるのは危険です。

なぜなら婚約中は最も浮気をしにくい時期といえるからです。

このタイミングで浮気をするということは、そもそも本気で愛しているのか?という疑念を持たざるを得ません。

そしてそのまま結婚をした場合には再び同じ過ちを繰り返す可能性も高いでしょう。

婚約中の浮気はかなり危険信号

長く付き合って恋愛感情が落ち着いたカップルでも婚約によって新たな感情が芽生えるものです。

やっぱりこの人が運命の人だという特別な感覚、一生を共にするのだという覚悟、眠っていた相手へのドキドキ感が甦ることもあります。

二人で新たな人生を歩んでいくという希望に満ちた状況です。

これは最も浮気をしにくい状況ともいえます。

しかしそんな状況でも浮気をする人はいるものです。

そして婚約中の浮気はかなり危険信号です。

婚約中は最も浮気をしにくい時期のはずなのに

婚約中に浮気をしてしまう理由はいくつか考えられます。

相手のことを本気で好きではない、もともと浮気っぽい性格だった、本当に結婚して良いのか不安が生じている、などがあります。

また、男女問わず婚約した途端に言い寄ってくる人もいます。このタイミングで寝取ることに興奮や自己肯定感の高まりを覚えるタイプです。

しかし、心理的な面でいうと婚約中というのは最も浮気の可能性が低い時期です。

「Exclusive(独占的/排他的な)関係」を築きたい願望

男女が付き合っている関係のことを英語で「Exclusiveな関係」と表現することがよくあります。

その意味通り、二人の間に誰も入ってこない独占的で排他的な関係なのです。

愛するということはまさに独占したいという欲望が芽生えている状況でもあります。

ではこの独占欲が最も高まるのはいつでしょうか?

それは婚約中です。

婚約中の人が最もパートナーへの独占欲が高い

婚約中の独占欲が最も高まることはアラバマ大学のエレトラ・ギルクリスト・ペティ博士らの研究でも分かっています。

博士らは346人の男女を対象にパートナーの親しい異性の友人をどれくらい友好的に見られるか(or否定的に見るか)ということを確かめました。

要するに異性の友人に嫉妬せず許せるかということです。

この調査には様々な関係ステータスにある人々が参加しましたが、婚約中の人が最も異性の友人に否定的な態度(嫉妬心)を持っていることが分かりました。

付き合い立ての人でも、結婚している人でもなく、婚約中の人だったのです。

関係にコミットしていないという証

婚約中というのは二人だけの「Exclusive」な居場所を築こうという気持ちが最も高まっている時期です。

そこに他者を入れようとは思いませんし、入り込もうとすれば排除したくなります。

二人の歴史の中で最も他者を遠ざけようとする(浮気しにくい)時期なのです。

そんなタイミングで浮気をするということは関係にコミットしていないという証です。

婚約破棄するべきかどうか?

婚約中に浮気をされたとき、破棄するかどうかはあなたの価値観によるでしょう。

確率が低いであろう婚約中に浮気をした人は結婚後に再びするかもしれません。一度浮気をした人が次もする確率は3倍という研究もあります。

そもそも本気で愛してくれているのかという疑問もあります。

とはいえ、どんなに愛していてもその興奮は2~3年で消えるものです。あなたが婚約者に対して持っている愛情も同様です。

その後はもっと強い絆で結ばれた愛情に変わることもあれば、関係が冷めることもあります。それは夫婦次第です。

冷めてもATMと割り切れば悪くない物件と思えるなら婚約破棄しなくともよいのかもしれません。

浮気されたことで有利な立場から結婚生活をスタートできるという見方もあります。

数十年先まで見据えて、結婚に何を求めているのか自分と対話しましょう。

余談ですが、婚約中の浮気がバレたときに泣いて謝る男性は結婚後にモラハラ夫になる確率が高い傾向にありますから気を付けてください。

参考文献:Gilchrist-Petty E, Bennett LK (2019). Cross-Sex Best Friendships and the Experience and Expression of Jealousy within Romantic Relationships. Journal of Relationships Research 10, e18, 1–9.

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