ちょっとしたことで嫌いになってしまうのは確証バイアスの罠

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ちょっとしたことで彼氏を嫌いになってしまい関係が長続きしないという女性がいます。

食べ方が汚かったりちょっとした言葉遣いが気持ち悪いというだけで全てを嫌いになってしまうのです。

このタイプの女性は一部を見て全体を決め付ける極端な拡大解釈が癖になってしまっているのです。そしてその解釈を裏付けるためにダメな部分ばかり注目するようになりますます彼氏のことを嫌いになっていくのです。

そしてそのことに自分自身で気が付いていないこともあります。

一部を見て全部がダメと思い込む

ちょっとしたことで彼氏を嫌いになってしまうことが多いという女性は極端な思考が身についてしまっている可能性があります。

何かひとつのことがダメならその他も全部ダメだろうと決め付けているのです。

例えば食べ方が汚い人は部屋も汚いし躾がちゃんとされていないので礼儀もなっていないだろうと一部から全体を判断しているのです。

確かにその人のちょっとした仕草から抱えているコンプレックスやトラウマを推察できることはありますがそれは特別な知識のある場合のみです。

そういった勉強をしていない人がちょっとした行動からその人の全体を判断することは難しいです。

それにも関わらずちょっとしたことで嫌いになってしまう人というのは過去の恋人の嫌な部分と重ねているか自分自身の中にある嫌な部分を投影しているのかもしれません。

元カレが暴力的だった場合に暴力以外の部分(趣味や言動など)でも元カレと似ている部分を見つけると全てが元カレと同じと思ってしまいます。

自分の中でこうい人に違いないという確信を持ってしまうとその後はそれを裏付ける行動にばかり目がいくようになります。これを心理学では確証バイアスと呼びます。

食べ方が汚いからだらしない人に違いないと思い込むとだらしない行動ばかりを注目するのです。しっかりした部分があったとしてもそこは見なかったことにします。

だからますます嫌いという感情が強くなっていくのです。ちょっとしたことで彼氏をすぐに嫌いになってしまうのです。

思考のクセを見直す

ちょっとしたことで彼氏のことを嫌いになってしまうという人は嫌だと思う行動についてなぜそこまで嫌なのかゆっくりと考えてみましょう。

どこかで自分の思考のクセがそうなってしまったことに思い当たるかもしれません。

大嫌いな元カレの影がチラつくと嫌な気持ちがフラッシュバックするのかもしれませんし自分の家族とのトラウマがあるのかもしれません。

もしくは自分自身の嫌な部分を相手の行動の中に見出している可能性もあります。

一部を見て全体を判断するというのは楽です。脳は省エネなのでそこで決断を下してしまうとそれ以上考えることを諦めてしまいます。

そのため一部を見てぞの人の全てを判断する思考のクセがついていつ人は自分で変えようとしない限りはずっとその楽な思考を繰り返します。

ちょっとしたことで彼氏を嫌いになってしまう人はその都度自分の思考を見直してみましょう。

原因が分かるだけで考え方が大きく変わることもあります。

誰にでもこれだけは許せないという行動の1つか2つはあります。それが食べ方なのか喋り方なのかは分かりません。それだけでは問題とはいえません。

しかし許せないと思う行動があまりに多い人というのは過去の体験や思い込みによって極端な拡大思考と確証バイアスの罠に陥っている可能性があります。

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