彼氏との会話がつまらないのは全ての役割を求められているから

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彼氏の話がつまらないのは恋人以外の相手とするべき話まで聞かされているからです。

人間が最も好きなネタは「自分に関すること」です。

なので彼氏がどんなに口下手であっても自分たちに関係する話であればつまらないと感じることはそれほどありません。

彼氏の話に興味が持てないのはそれが共有できない内容だからです。

本来は恋人とすべき話ではないのです。

ではなぜ彼氏は共有できない話をしてしまうのでしょうか?

それはあなた以外の人間との関係を持てていないからです。

この状態を放置しておくとあなた自身が疲弊してしまう可能性があります。

会話の内容によって満たしてくれる相手は変わる

誰でも自分の体験や意見を話したいという欲求を持っています。

この欲求は各々のコミュニティ内の然るべき相手との会話によって満たされます。

私たちは意識しなくてもコミュニティの属性に合わせて話す内容を変えているのです。

仕事の話は同僚や取引先としますし、趣味の話は好みの合う友達とします。

男友達に化粧の話をする女性は少ないでしょう。

「話したい欲求」を満たしてくれる相手は会話のトピックごとに異なるのです。

なぜ掲示板に長々と書き込みをするのか?

適切な人間関係の中で「話したい」という欲求が満たされないと自分の存在価値を認識することができません。

この状態が続くと他の方法で満たそうとします。

例えば掲示板に長々と文章を書き込んだりするのは典型的な行動です。

報酬が得られるわけでも宣伝になるわけでもないのに労力をかけて書き込みをするのは承認欲求や顕示欲が満たされていないからです。

なぜ満たされないかというと周囲に意見を聞いてくれる人間がいないからです。

職場でアテにされていなかったり、友達が少ない(又はいない)ということです。

話した後の爽快感は癖になる

孤立した人は身近に1人でも自分の話を聞いてくれる人が現れると全てをぶつけてしまいます。

あなたの彼氏の話がつまらないのはこの状態に陥っているからかもしれません。

つまり彼氏は全てをあなたに話しているのです。

同僚に話すべきことも、男友達に話すべきことも、親に話すべきことも全てです。

共有できない話を聞かされるほうはとても退屈します。

しかし話し手のほうはスッキリするのです。

今までに満たされていなかった欲求が満たされるのですから当然です。

彼女に何でも話すと気持ち良いということを学習した彼氏は同じことを繰り返すようになります。

話した後の爽快感が癖になっているのです。

「つまらない」はやがて「疲れる」に変わる

仕事、趣味、家族の問題などを全て聞かされるのは恋人以外の役割も求められているのと同じです。

同僚、男友達、家族としての役割を負わされているのです。

健全な人間関係を築いている人は恋人に求めるべきことしか求めません。

なので聞かれない限りは仕事や自分しか興味のない趣味の話を一方的にすることはありません。

「アディクション(中毒・渇望)の反対語はコネクション(つながり)である」と言われることがあります。

健全なつながりを持たない人は一つのモノ(またはヒト)に依存してしまいます。

彼氏の話がつまらないと思ったらその原因を考える必要があります。

それが健全なつながりを持たないことからくる欲求不満のときには注意が必要です。

依存というのは甘えられている状態だけを指すのではありません。

一見すると自然な関係に見えていても実はどちらかが無意識に依存しているということもあり得るのです。

彼氏が共有できない話を一方的にする原因が人間関係にある場合、あなたが感じている「つまらない」という感覚はやがて「疲れる」に変わってしまうかもしれません。

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